「気候関連財務情報開示の最新議論と不動産分野TCFD対応ガイダンス」
2024年10月21日、JPI(日本計画研究所)が主催するセミナーが開催される。このセミナーでは、株式会社三井住友トラスト基礎研究所の菊地暁氏をお招きし、不動産分野におけるTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)対応ガイダンスの活用法に焦点を当てる。
セミナーの目的と意義
現在、世界中で気候変動の影響が投資先のビジネス活動に及んでいることが評価されており、金融市場における投資家のニーズが変化している。具体的には、投資家は企業に対して気候関連情報を正確に開示するよう求めている。こうしたトレンドを受けて、開示ルールの整備が進められ、それに則った情報開示が求められている。
今回のセミナーでは、「不動産分野TCFD対応ガイダンス(改訂版)」をもとにした新しいリスクと機会の捉え方について、実際の事例を交えながら詳しく解説される予定だ。
セミナープログラム
1. 世界の気候変動問題とその影響
セミナー冒頭では、地球温暖化の現状や経済リスクとしての気候変動の影響について語られる。また、TCFDの設置経緯やカーボンニュートラルに向けた動きについても触れられる。
2. 不動産分野におけるTCFDガイダンスの活用
次に、不動産分野に特化したTCFDガイダンスを用いて、気候変動に関連するリスクや機会の評価方法が紹介される。このパートでは、TCFDが推奨する開示事項や情報開示の進め方についても詳細に説明される。
3. 気候関連財務情報開示における重要論点
情報開示に関する国内外の動向やScope3の開示状況についての紹介があり、特に投資家の関心が高いポイントが取り上げられる。また、Case Studyを通じて具体的な取り組みについても学ぶことができる。
4. 質疑応答と交流会
最後に、参加者は講師との質疑応答や名刺交換を通じてネットワークを広げる機会が設けられ、新たなビジネスや人脈形成に役立てることができる。このように、セミナー終了後もアーカイブ配信が用意され、後からでも講義を視聴できる。
受講者のメリット
受講者は、セミナーを通じて気候関連の財務情報開示についての理解を深めるだけでなく、同じ関心を持つ仲間とのつながりを作れる点でも価値がある。また、普段交流の少ない専門家と直接話す機会も提供され、ビジネスの新しい可能性を見つけるチャンスと言える。
以上のように、JPIが開催するこのセミナーは、今後の不動産業界や気候関連情報開示において重要な知見を持つ場となっている。
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