オンワードホールディングスが「Box Customer Award Japan 2024」で優勝
株式会社オンワードホールディングスは、最近行われた「Box Customer Award Japan 2024」の大企業部門で見事優勝を果たしました。このアワードは、インテリジェントコンテンツ管理プラットフォームのリーディングカンパニーである株式会社Box Japanが開催しており、企業のデジタル活用に関する取り組みが評価される場です。
Box Customer Award Japanとは
「Box Customer Award Japan」は2020年から始まり、Boxを利用する企業がその活用ケースを発表することで、他の企業にインスピレーションを与えることを目的としています。今年のアワードでは、大企業部門と中小企業部門それぞれ4社ずつ、合わせて8社がファイナリストに選ばれ、各社がBoxを用いた業務改善の経験や導入の成功事例を発表しました。
アワードの当日、各企業は15分間のプレゼンテーションを行い、独創性、熟練度、再現性の3つの基準に基づいて審査が行われました。Box Japanの審査員とオンラインで視聴している観客の評価により、優勝と準優勝が決定されました。
オンワードホールディングスの受賞理由
オンワードホールディングスの授賞理由としては、独創性、熟練度、再現性のすべてのカテゴリーで高い評価を得たことが挙げられます。特に、Boxの継続的な活用を促進するためのセミナーや取り組みが評価され、他のビジネスソリューションとの連携も多くの企業にとって有益な事例として注目されました。
オンワードホールディングスのデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み
経済産業省が2018年に発表したDXレポートによると、日本企業の約8割がレガシーシステムを抱えており、デジタル化が急務とされています。オンワードホールディングスもこの動きに背中を押されており、グループ全体でのDX推進に取り組んでいます。
具体的には、顧客戦略、販売サービス向上、企画生産効率化、コーポレート業務効率化の4つの軸で戦略を強化し、2030年までにメンバーズ会員1,000万人の達成を目指しています。また、2018年のDXレポートで提唱された「2025年の崖」に関する課題もシリアスに捉えています。
新設されたDX推進室は、社内のIT人材を育成し、働きやすい環境を構築することを目指しています。これにより、生産性の向上とパートナー企業とのコミュニケーションをスムーズに行えるようにしています。
Box導入による業務削減
2022年には、Boxを導入し、ファイル管理システムの刷新を実施しました。この結果、業務削減に成功し、パートナー企業とのコラボレーションの質が向上しました。特に280社とのコラボレーションを通じて、約280時間の作業を効率化しました。これにより、従業員の生産性を向上させると共に、企業の競争力を高めることに成功しています。
より良い働き方を実現
さらに、Boxの導入によって在宅勤務やリモートワークの環境も整備され、外出先からでもデータへのアクセスが容易になりました。セキュリティの強化やネットワークの刷新も行われ、快適なオフィス業務が実現されています。
株式会社オンワードホールディングスの概要
オンワードホールディングスは1927年に創業され、現在はファッションやウェルネスなどの分野で事業を展開しています。グローバル市場にも目を向け、「ヒトと地球に潤いと彩りを」というミッションをもとに、環境に配慮した企業活動を続けています。
企業のデジタル化が進む今、オンワードホールディングスの取組は他企業にとっても大いに参考になるものと言えるでしょう。