高精細衛星画像
2026-07-10 11:19:50

日本スペースイメージング、高精細衛星画像データの販売を開始

日本スペースイメージングが提供する中間赤外画像データ



日本スペースイメージング株式会社(東京・中央区)は、2026年7月より、英国のGlobal Satellite Vu Ltd.(SatVu社)が運用する衛星HotSat-2によって取得された高精細な中間赤外画像データの販売を開始しました。この新しいサービスは、熱情報を高い解像度で捉えられることから、多くの産業分野での活用が期待されています。

従来の衛星画像は、数十メートルから100メートル程度の空間分解能でしたが、SatVu社が開発した3.5メートルの中間赤外センサーを搭載したHotSat-2は、建物や設備単位での詳細な熱放射状況を把握可能にします。この技術によって、商業施設やインフラストラクチャーの運営状態の把握や、産業活動の監視がより精密に行えるようになります。

HotSat-2の特徴と撮影事例


1. 高精細な熱放射観測


HotSat-2は、直下視時に1ピクセルあたり3.5メートルという高分解能を誇り、これにより熱分布を詳細に把握できます。これまでは、低解像度によって平均化されていた熱放射の情報が、より明確になります。例えば、オーストラリアのゴーゴンLNGプラントでは、放出熱の痕跡から設備ごとの稼働状況を判別できることが示されています。

2. 昼夜を問わない観測能力


中間赤外センサーは、昼間だけでなく夜間も熱放射を観測する能力があります。これは、太陽光の影響を受けずに熱エネルギーを取得するため、アクセスが難しい地域の監視にも利用できる大きな利点です。例えば、インドのリライアンス・ジャムナガル製油所の撮影では、稼働中のガスタービン発電機の排気ガスの状況を確認することができました。

3. 高再訪性による連続監視


今後、SatVu社はHotSat-3など複数の衛星を打ち上げ、合計9機の衛星ネットワークを構築する予定です。これにより、同一地点での観測頻度が1日あたり10〜20回に達し、時間的な変化の把握が可能になります。これは、多様な業務や研究において、リアルタイムデータとしての価値を大いに向上させるでしょう。

企業の期待と展望


日本スペースイメージングの代表、菊池雅浩社長は、「衛星による中間赤外データの提供開始にとても嬉しく思っています。これにより、さまざまな分野での情報分析や状況把握が進むと期待しています」とコメントしています。さらに、SatVu社のCEOであるAnthony Bakerは、日本市場での信頼できるパートナーとしての日本スペースイメージングの役割を強調し、熱放射情報の需要増加に期待を寄せています。

まとめ


日本スペースイメージングが提供するHotSat-2の中間赤外画像データは、これまでにない精度で熱放射情報を捉え、様々な業務へ応用が可能です。今後、この技術がどのように活用され、新たな課題解決に貢献していくのか、注目が集まります。

会社情報

会社名
日本スペースイメージング株式会社
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