持続可能な広告
2025-06-26 15:28:53

オリコムとE Inkが共同開発した次世代広告メディア「SUSTAINABLE BOARD」

オリコムとE Inkが手を組む新たな広告メディア



株式会社オリコムと、台湾の電子ペーパー技術を担うE Ink Holdings Inc.が協力して、環境に配慮した次世代広告メディア「SUSTAINABLE BOARD」を開発しました。この製品は、E Inkの最新技術であるカラー電子ペーパー「Spectra 6(TM)」を搭載しており、広告主のサステナブルな活動を支援する理念に基づいています。

新しい広告手法の提案



「SUSTAINABLE BOARD」は、従来の広告手法に代わる新しいアプローチとして、多くの企業から注目を集めています。このメディアは、エネルギー消費を抑えつつも、環境保全を意識した広告を可能にします。E Inkの技術により、色鮮やかで視認性の高い広告表示が実現され、さらにバックライトを必要としないため、太陽光の下でも非常に見やすいのが特徴です。この特性により、観光地や商業施設、企業の受付など、幅広い利用シーンが考えられます。

環境への貢献と企業の成長サポート



オリコムの中島明美代表取締役は、この新たなメディアの開発に関して「広告も企業の社会的責任の一環として、環境に配慮する必要があります。『SUSTAINABLE BOARD』は、その具体的なツールとして機能するでしょう」と語っています。また、企業や自治体がこのメディアを活用することで、社会全体のSDGs活動の促進も期待されています。

省エネ設計の優位性



電子ペーパーは、コンテンツの書き換えを行う際のみ電力を消費するため、一度表示された内容は無電力で保持されます。そのため、従来のディスプレイに比べて大幅な省エネルギー効果が期待できるのです。このように環境負荷を軽減する技術が、多くの企業に新たな広告の形を提案しています。

日本国内での展開と実証



現在、「SUSTAINABLE BOARD」は日本国内の主要駅に設置され、実証実験が進行中です。広告ニーズの高い商業施設への展開も視野に入れており、浸透が期待されています。オリコムは「世の中に一つでも多くの『良い関係』を創造する」企業理念に基づき、OOH(屋外広告)と地球環境との間にに「良い関係」を築くことを目指しています。

E Inkの役割と将来の展望



E Ink Japanの住田直樹代表取締役は、オリコムとの協業に感謝の意を示し、「私たちの電子ペーパー技術は、環境保全の時代において求められるソリューションであり、SDGs活動の促進に貢献できる確信があります」と述べています。また、E Inkは2030年までに再生可能エネルギー100%を使用し、2040年には炭素排出量の実質ゼロを目指すと宣言しています。

このように、新たな広告メディア「SUSTAINABLE BOARD」は、広告業界において重要な役割を果たし、持続可能な社会の実現に向けての新しい道を切り開くものであるといえるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社オリコム
住所
東京都港区新橋1-11-7新橋センタープレイス
電話番号
03-6733-2000

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