新たな撮影現場の必需品！クロウディセットの登場

映像制作において、撮影現場での機材運搬は大きな負担となります。このたび、株式会社五常が新たに開発した機材運搬台車「クロウディセット」が、その負担を軽減する救世主となります。2025年11月20日に発売予定のこの製品は、特に少人数・短時間ロケでの活躍が期待されています。具体的には、カゴ台車、棚板、アクセサリーボックス、スロープの4点セットで構成されており、これまで以上に搬入と搬出をスムーズに行うことが可能です。

ショートドラマ市場の拡大とその影響

近年、TikTokやYouTube Shortsなど、短い動画の人気が急上昇しています。特に、1〜3分程度の「ショートドラマ」が脚光を浴びており、『TikTok上半期トレンド大賞2024』にも選ばれています。株式会社日本能率協会総合研究所のデータによると、ショートドラマ市場は2029年には470億円規模に達すると予測されています。この急成長の背景には、撮影現場で求められる「限られた人数・時間・予算」での効率的な撮影があるといえます。

そのため、機材の搬入・搬出作業をシンプルに行うための新たな道具が必要とされています。クロウディセットはそのニーズに応える最適の選択肢となるでしょう。

クロウディセットの特徴

クロウディセットは、映像・音響業界のニーズに特化して開発されました。特にカゴ台車「クロウディ」は、折りたたまずにハイエースなどの車に積載できる設計が特徴です。収納時はコンパクトにまとめられるため、日々の運搬の手間を大きく軽減します。

また、機材を守るための棚板「プレミアムシェルフ」と、アクセサリーボックスも備えており、小物の整理や作業効率の向上が図られています。さらに、専用の伸縮式スロープを利用することで、機材を載せたままスムーズに積み込むことができます。このスロープは、展開時に全長が3mとなるため、積載時の角度が緩やかになり、搬入の際の負担が圧倒的に軽減されます。

改良された「クロウディ」の機能

「クロウディ」自体も進化を果たしました。重量をかけた際の動き出しの力を軽減するため、前輪を固定する新たなキャスターを導入し、安定性と操作性が向上しています。これにより、大量の機材をより軽く、スムーズに運搬できるようになりました。

未来への展望

株式会社五常は、これからもお客様の声を大切にし、現場の課題を解決するための商品開発を進めていくと述べています。この姿勢は、過去の経験をもとに、映像・音響業界のニーズに応え、台車メーカーとしての独自性を活かしていくことが求められています。

「クロウディセット」は2025年11月19日から21日に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」にも出展され、訪れた人々は実際にその機能を体感することができます。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。