VOIQ導入の背景
HEROZ株式会社は、AI技術を駆使して事業変革や新規事業創出を手がける企業です。特に、少数精鋭の営業体制を維持しながら、ターゲット選定から提案、クロージングまで、一人の担当者が全てを担ってきました。しかし、この体制にはいくつかの課題が存在しました。
営業活動において、新規開拓と提案が同時進行するため、リソースの稼働に波が生じ、新規案件が増加する程に開拓が滞りやすい悪循環が生まれていました。この結果、受注の見通しが不安定になり、さらに開発リソースの調整にも影響を及ぼしていました。
特に、大企業をターゲットにする営業構造上、インバウンドでのリード獲得が難しく、新しい接点を作るためには常に時間と労力を要していました。こうしたニーズに応えるため、HEROZはVOIQのサポートを受けることに決定しました。
VOIQの支援内容とABM型アプローチ
VOIQはインサイドセールスの専門企業として、HEROZへの営業支援サービスを提供しました。特に注目されたのが、ABM(Account-Based Marketing)に基づく戦略的アプローチです。これは、ターゲット企業への集中したマーケティング戦略で、仮説を立て、それに基づく検証と改善を繰り返すことで、持続的なリード創出から商談化へ繋げることを目指す手法です。
VOIQの導入によって、HEROZは以前には後手に回っていた既存リードに対しても計画的なアプローチが可能となり、商談機会の最大化を達成しました。加えて、ABMにおけるBDR(Business Development Representative)活動によって、新たな接点を得ることができ、以前はアプローチできなかった大企業のキーパーソンとの商談を獲得することにも成功しました。
営業プロセスの変化
VOIQの支援により、営業活動のデータが可視化され、「勝ちパターン」が蓄積されることで、属人的だった営業が再現性のあるプロセスへと進化しました。提案と新規開拓のバランスも取れ、持続可能な営業基盤が確立されつつあります。
VOIQとの共同作業を通じて、HEROZの増田圭介様は、新規開拓の仕組み化と営業活動の平準化、商談数の安定化を実現したと語っています。また、属人的なアプローチも体系化され社内に蓄積されているとのことです。
VOIQとHEROZの今後の展望
これからもVOIQはAI技術を駆使し、企業の営業課題を解決するだけでなく、企業の持続的成長を支える姿勢を貫きます。HEROZも引き続き、AIを導入して事業の進化を図ります。
この事例が示したように、AIによる営業支援は今後ますます重要な役割を果たし、企業の営業戦略を根本から見直すきっかけとなるでしょう。ぜひ『ABMはインハウスだけじゃない。VOIQと挑んだ“代行による戦略営業”とは』を通じて詳細をご覧ください。