高等教育機関向け転職支援サイト「教育人財バンク」が開設されます

教育人材不足を解消する新サイトの登場

新たに開設される「教育人財バンク」は、12月10日にスタートします。この専門の転職・求人サイトは、特に高等教育機関の人材確保に重点を置いており、世界的な社会変化の影響を受けた教育現場のニーズに応えることを目指しています。

開設の背景

近年、高等教育機関では教育研究の質の向上と、経営基盤の強化が喫緊の課題となっています。特に、実務家教員や、民間からの高度な専門知識を持つ人材の採用が急務です。教育人財バンクは、これらの課題に対処するため、プロフェッショナル人材と高等教育機関を効率的に結びつける役割を果たします。

文部科学省も、高等教育機関における実務家教員の登用を推進しており、専門職大学制度などがその一環として行われています。これにより、大学でも実務家教員の採用が年々増えてきており、教育の現場における実務知識の重要性が高まっています。

教育人財バンクの特徴

教育人財バンクでは、以下の3つの特徴を持っています。

1. 高度な専門スキルを持つ人材の募集: 民間から最前線で活躍するプロフェッショナルを募り、高等教育機関と結びつけます。
2. 建学の精神に基づく求人情報の公開: 各教育機関の理念を尊重し、それにあった求人情報を提供します。
3. キャリアチェンジのサポート: ビジネス界での実績を教育の現場で活かしたい方々を支援するサービスを提供します。

このように、教育人財バンクが提供するプラットフォームは、教育とビジネスが融合する可能性を秘めているのです。

教育人財開発機構について

教育人財バンクを運営する一般社団法人教育人財開発機構は、高等教育機関に対して多様なソリューションを提供しています。具体的には、職員の派遣や人材紹介業務、さらには教育機関向けの各種サポート業務を行っています。これにより、教育機関が教育研究に集中できる環境を提供し、その発展に寄与することを目指しています。

また、大学広報やキャリアセンターの運営支援、産学連携を促進する企画なども手掛けており、幅広いネットワークを生かしたサービスを展開しています。