株式会社LANDの和田氏が新潟のトキエアの代表取締役に就任

株式会社LANDの和田氏、トキエアの新代表取締役に

新潟県新潟市に本社を置く地域航空会社、トキエア株式会社は、株式会社LANDの和田直希氏を新たに代表取締役に迎えることを発表しました。この決定は、2025年6月24日に予定されている第5期定時株主総会および取締役会の後に正式に行われる予定です。

和田直希氏の経歴

和田氏は1980年に兵庫県で生まれました。この道のりは、インドネシア・ジャカルタへの移住から始まり、同地で家具の受託製造工場を設立。彼のビジネスセンスはそこで発揮され、工場は東南アジア最大級の規模に成長し、後に売却されました。それに続き、2014年にはシンガポールにてKAMARQ HOLDINGSを創業。国内では家具のサブスクリプション事業を展開し、業界でトップシェアを誇りました。

2020年にはグローバルエンターテインメントの領域で株式会社LANDを設立し、プロデュースしたアーティストたちの楽曲はSNSを中心に7億回以上のヒットを記録しています。経営者としての成功を収め、多国籍でのビジネス展開と売却を経験した和田氏は、単なる起業家に留まらず、クリエイティブな視点も兼ね備えた連続起業家として知られています。

新潟への情熱

和田氏は新潟との関りが深く、かつて製造業で携わっていたときから何度も足を運び、地域の技術者たちやその情熱に感銘を受けていました。その結果、新潟に貢献したいという強い気持ちが芽生え、燕三条の仲間たちと共に“燕三条ジャパンフェス”を立ち上げるに至ったのです。

「新潟には多くの可能性がある」と語る和田氏は、トキエアの長谷川政樹社長との出会いを通じ、今回のオファーを受け入れることを決意しました。「新潟から世界へ」とのビジョンのもと、地域と航空業界を結びつけたサービスを展開し、未来をより確かなものにしていくことを目指しています。

トキエアのビジョン

トキエアは2020年に設立され、「革新的なモビリティサービスを通じて地域産業の活性化を目指す」というビジョンを掲げています。新潟を拠点に、地球環境に優しい運航を実現するため、ATR 72-600などのプロペラ機を使用し、新潟から札幌、名古屋、神戸への航空路を運航しています。これにより、ビジネスや観光、インバウンドなど様々な地域創生に寄与しているのです。

長谷川政樹社長は、和田氏を迎えることに対し高い期待を寄せています。和田氏の豊かな経営経験が地域経済への貢献を後押しし、トキエアの事業拡大に繋がると確信しています。

和田氏と長谷川社長の連携によって、新潟からの航空業界の新たな時代が築かれることでしょう。トキエアはこれからも地域と共に成長し、国際的な舞台でも存在感を示していくことを目指しています。