働きやすい職場認証ステッカーが新たにデザイン変更
「働きやすい職場認証ステッカー」は、認証を取得した事業者のみが使用できる特別なステッカーです。このステッカーをトラックやタクシー、バスなどの車両やオフィスの入り口に貼ることで、働きやすい職場であることをアピールし、未認証の事業者と差別化を図ることができます。
デザインの変更点とその背景
最近、大きな変更点として、有効期限が撤廃され、新しいデザインが導入されます。その理由は、2025年4月から申請受付が通年化されるためです。これまでは限られた期間内に申請が必要で、その有効期限も一律でしたが、今後は申請日ごとに異なる有効期限が設定されることになります。つまり、有効期限の表記がなくなることで、認証を継続する限り、同じステッカーを何度でも使用できるようになります。
この変更により、事業者にとってはコスト削減にもつながります。これまでの調査では、「2年ごとに貼り替えが必要なステッカーは車両にダメージを与える」といった意見もありましたが、新たなデザインではその懸念が軽減されることになります。
新デザインのステッカー配布状況
現在、事務局では全認証事業者を対象に、新デザインのステッカーを約10万枚配布しています。2023年4月28日に希望調査を行い、6月2日までに回答した事業者に対して、8月中旬以降に発送を予定しています。今回の配布に関しても意識調査が行われており、ステッカーの効果について「求職者からの応募があった」や「顧客との話題作りに繋がった」というポジティブなフィードバックが多く寄せられています。
認証制度の目的と意義
この「働きやすい職場認証制度」は、国土交通省が導入した制度で、運送業界のドライバーの「働きやすさ」を可視化することを目的としています。実際に認証を受けた事業者は、労働環境の改善や女性ドライバーの採用、年間休日の取得数増加などに取り組んでいます。これによって、求職者が仕事を選ぶ際の一つの基準になり得ます。
今後の展望
事務局は、「働きやすい職場の目印」として認証ステッカーの普及を推進し、業界の認知度向上に寄与していきます。本制度は、働く人々のためのより良い環境の実現をサポートする施策として、今後も期待されています。
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