AI開発会社とサービスのカオスマップ公開
AI Marketは、2021年版の「AI開発会社/AIサービスカオスマップ」を発表しました。このカオスマップは、AIの導入と活用が急速に進展する中で、AI開発を行う企業や、提供されるサービスの情報を整理し、企業がどのようにこれらを活用できるかを明示することを目的としています。
カオスマップ公開の背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む現代のビジネス環境では、人工知能(AI)の活用が早急に求められています。その結果、ここ数年でAI開発を手掛ける企業やAIサービスの提供者が増加し、企業が実際にどのようなサービスや開発会社が存在しているのかを把握することが難しくなっています。これに対応するために、AI Marketは必要な情報をカテゴリ別に取りまとめたカオスマップを作成しました。
カオスマップの構成
このカオスマップは、AI関連企業を以下のポイントに基づいて分類しています。
1. 受託等サービス系
- - AI開発会社:画像認識や音声認識、自然言語処理などを手がける総合的な企業、エッジAI、医療・創薬関連の業者が含まれています。
- - アノテーション/データセット:データの準備やアノテーションを行う企業、プラットフォームのサービス。
- - AI人材関連サービス:育成や研修、派遣などのAI人材に関するサービスを提供する企業。
2. ツール系
- - AI開発/活用プラットフォーム:総合的なAIプラットフォームや特に医療向けのもの。
- - AI-OCR:光学式文字認識を行う技術。
- - AIチャットボット:顧客対応などに使われるAIを用いたチャットボット。
- - レコメンド/Web接客:顧客のニーズに応じた商品を提案するシステム。
- - 法務・知財関連、翻訳、音声認識:それぞれの専門分野に特化したAIツール。
- - 検索/要約/分析/感情認識:データを活用した情報処理の各技術。
このカオスマップは、多くの企業の方々にAIを利用したビジネスの推進を促すことを目的としています。企業がどのAIサービスを利用するかの判断材料として役立つことでしょう。
データの取得方法
本カオスマップに含まれる情報は、企業のWebサイトやプレスリリースを元にAI Marketが独自に調査し整理したものです。また、カオスマップの各種データが必要な方は、AI Marketの公式サイトからダウンロードできます。
詳細については、こちらのリンクをご覧ください:
AIカオスマップ2021 ダウンロードリンク
企業情報
BizTech株式会社は、東京都港区赤坂に本社を構え、2019年に設立されました。代表取締役の森下佳宏が主導するこの会社は、AI活用や導入を支援するコンシェルジュサービス「AI Market」を提供しており、企業のAI導入を専門的にサポートしています。
このように、AI Marketのカオスマップは、企業がAI導入を進める上での重要な情報源と言えるでしょう。