ワイハウ、髪色ケアサービス「イロップ」への資本業務提携を発表

株式会社ワイハウは、本日行われた取締役会において、髪色ケア診断及びパーソナライズカラーケアサービス「イロップ」を運営する株式会社イロップへの資本業務提携を発表しました。ワイハウは2025年7月に新たな経営体制に移行し、効果的な経営手法を用いた事業拡大を目指しています。この提携により、両社は美容業界に新たな価値を提供することを目指しています。

出資の背景と目的

ワイハウは、「泥臭い現場主義」と「実践的な経営コンサルティング」を基盤とし、M&Aによる事業拡大を推進しています。このアプローチは、社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現することを目的としています。特に今後重視するのは、既存の枠を超えた企業間の共創です。近年では、楽天モバイルとの提携を含む多くのコラボレーションが進展しています。

イロップは、髪の色を楽しむ人々に向けたサービスを提供しており、急成長を遂げています。顧客満足度が93％を誇り、一人ひとりのニーズに合わせた髪色ケアスナイプという市場独自のアプローチが評価されています。

ただし、イロップはスタートアップであるため、資金調達や経営管理における様々な課題を抱えています。このニーズに応じて、4M株式会社が筆頭株主として参画することになりました。4Mの専門知識とワイハウが持つ実務的な支援が、新たなシナジーを生むと期待されています。

今後の展開

この提携により、ワイハウはイロップ及び4Mと協力し、アフターサロンケア市場における成長戦略を練ります。具体的には、ワイハウの得意とする生活者インサイト分析とマーケティング戦略を駆使し、イロップのデータを活用することで商品開発を加速させます。また、4Mと共に国内外のM&Aや事業引き継ぎ案件を検討し、イロップの製品ラインと流通経路の充実を図ります。これにより、美容業界全体の競争力向上を目指します。

ワイハウは、投資先の経営に過度に干渉せず、イロップの現場感覚やアジャイル開発体制を尊重します。また、投資家と被投資先との関係を超えたパートナーシップを築くために、定期的な意見交換の場を設ける計画です。これにより、新たなビューティーマーケティング手法「トライブ型コミュニティマーケティング」の実証実験も行う予定です。