LinkedInの新たな挑戦
プロフェッショナル向けのソーシャルプラットフォームであるLinkedInが、国内における新機能「LinkedInストーリーズ」を発表しました。この機能は、近年のメッセージングサービスで人気の短い動画や写真を用いたコンテンツ共有のスタイルを採用しており、ユーザー同士のコミュニケーションをよりカジュアルなものにすることを目指しています。
ストーリーズ機能とは
LinkedInストーリーズでは、ユーザーは日々の出来事や職場での瞬間、またはニュースなどに関する写真と最大20秒の動画を気軽に投稿できます。投稿されたコンテンツは24時間限定で表示され、つながりのあるメンバーとは個別にメッセージを送ることで、ストーリーを共有することが可能です。このストーリーズ機能には、LinkedIn独自の業務に関連した「ステッカー」や文字を写真や動画に挿入することが出来る機能もあります。日本向けには、「ラーメンタイム」や「今日のお題」といった特別なステッカーが用意されており、ユニークなコミュニケーションを促進します。
この新しい機能は、ただの自己表現だけでなく、業界のビジネスパーソンやインフルエンサーとのつながりを深めるための強力なツールとなりそうです。さらに、将来的には広告主向けの「LinkedInストーリーズ広告」の商品も展開する計画があるとのことです。
メッセージング機能の強化
今回のアップデートでは、メッセージング機能も強化され、ユーザー間でのプライベートなコミュニケーションがよりスムーズになります。主な新機能としては、以下の点が挙げられます。
- - Web会議リンクの共有:LinkedInメッセージから直接、Zoom、BlueJeans、Microsoft Teamsなどのウェブビデオ会議リンクを生成・共有できます。
- - メッセージの取り消し・削除・編集:誤って送信したメッセージに関して、取り消しや編集ができる機能が追加されました。
- - コンテンツのフラグ付け:扇情的な内容やハラスメントが懸念されるコンテンツに対し、フラグを立てることができるようになります。
過去5年間でLinkedInの総メッセージ数は4倍以上に増加しており、今後もその数は増加し続けると予測されています。これにより、LinkedInはさらに身近なコミュニケーションツールとして日本でも利用されることが期待されます。
検索結果の多様化
新たな検索機能により、ユーザーはより幅広い項目で情報を検索できるようになります。従来の人や企業に加え、求人情報や講座、オンラインイベントなど、多様な情報が提供されるようになります。
このような機能拡充により、LinkedInは引き続きビジネスパーソンの交流の場としての役割を果たし、業界の垣根を超えたつながりを可能にしていくことでしょう。詳細は、LinkedIn日本代表の村上臣氏によるブログやリンクにて確認できます。
村上臣のブログ
LinkedInは、プロフェッショナル同士が直接つながることのできる貴重なプラットフォームであり、今回の新機能によりさらに活用の幅が広がることを期待しましょう。