NanoFrontierが仙台市プログラムに選出、台湾で展示会出展へ

NanoFrontier株式会社、仙台市プログラムに採択

宮城県仙台市を本拠地に置くNanoFrontier株式会社（代表取締役：井上誠也）は、仙台市の「スタートアップシティ・グローバルチャレンジ・プログラム」に採択され、このプログラムを通じて台湾で開催される「Meet Taipei 2025」に出展することとなりました。

このプログラムでは、商談やマッチングの支援を通じて、企業や投資家、研究機関とのコラボレーションを促進することを目的としています。特に、グローバル市場への展開を目指すスタートアップに対する強力なサポートを提供します。

NanoFrontierの技術力

NanoFrontierは、東北大学で30年以上にわたって磨かれた「再沈殿法」を基にしたプラットフォームを構築し、有機ナノ粒子の製造、分散、機能化を一貫して行うことができる企業です。この技術により、データセンターの熱管理や環境計測、ライフサイエンスなど、様々な分野での応用が期待されています。

今回の「Meet Taipei」では、AIデータセンターの熱問題を解決するための液浸冷却用ナノ流体、微量成分を迅速に検出するための試薬やセンサー材料、さらには研究プロトタイプから量産に至るまでの受託製造や技術ライセンスの提供といった具体的なテーマに焦点を当てて紹介する予定です。

展示内容について

ブースでは、再沈殿法の特長や取り扱う材料のラインアップ、実際の応用事例についてわかりやすく解説します。また、個別の技術相談や共同研究に関する打ち合わせも承る予定ですので、事前に連絡をいただけるとスムーズに案内が可能です。

出展の目的は、海外市場での販路開拓や資金調達、ネットワークの構築を後押しすることです。NanoFrontierは、アジア地域の主要市場におけるパートナーシップの形成を加速させ、研究から社会実装までのリードタイムを短縮し、コストの最適化を目指します。

イベントの意義

代表取締役の井上誠也は、「NanoFrontierは、最適なナノ粒子設計を迅速に届けることで、研究から実装までの距離を縮めます。Meet Taipeiでは、台湾をはじめとするアジアの先進企業や研究者と実際の課題を基にした協業を進め、グローバルな連携を加速していきます」とコメントしています。

会社概要

NanoFrontier株式会社は、宮城県仙台市青葉区片平に拠点を置き、2025年に設立された企業で、有機ナノ粒子の研究開発、製造、販売を主な事業内容としています。また、技術ライセンスの供与や技術コンサルティングも行っています。公式サイトはこちらです。

このように、NanoFrontierは今後も技術革新を進め、多様な産業に貢献することを目指しています。

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