ワークマンが発表した新製品「XShelter 暑熱軽減ウェア」
4月8日、東京都渋谷区のイベントスペースEBiS303にて、株式会社ワークマンは「酷暑対策新製品発表会」を開催しました。これは、同社が展開する1039店舗を持つフランチャイズチェーンとしての取り組みの一環であり、マスコミやインフルエンサーに向けて新たな商品を紹介しました。
今回の目玉は、地球温暖化の影響で進行する異常な暑さに対応するために設計された「XShelter 暑熱軽減ウェア」です。このウェアは、熱中症のリスクを軽減するための4つの重要要素、すなわち「気温」「湿度」「輻射熱」「風」に対応した世界初の製品です。特に注目すべきは、厚生労働省が今後施行することを決定した熱中症対策の義務化に即した製品であり、職場での安全管理がますます重要視される中、非常にタイムリーな発表となりました。
実験・体験コーナーの魅力
展示会では新製品を実際に体験できるコーナーが用意され、参加者はこの新しいウェアの機能を直に体感できます。特に、遮熱性や気化冷却の効果を実際に実験し、通常の生地との違いを比較するコーナーが設けられました。これにより、参加者は視覚的にその効果を理解しやすくなっていました。
また、会場には40℃の環境を再現した「暑熱」体験コーナーも設けられ、LEDフィラメント電球やハロゲン電球を使った演出が行われました。この環境下で、実際に「XShelter」の耐熱性を体感できる機会が提供され、参加者にとって興味深い体験となったようです。
UVチェッカー機能の搭載
「XShelter 暑熱軽減シリーズ」では、紫外線の影響を可視化する「UVチェッカー機能」も搭載しています。ファスナーやロゴが紫外線に反応して色が変化し、着用者が紫外線の強さを直感的に把握できる仕組みとなっています。このような工夫により、猛暑の日々における紫外線対策も強化されました。
その他の展示製品
発表会では「XShelter」以外にも、猛暑対策に有効なさまざまな製品が展示されました。女性向けのUVカットに特化したウェアを約80アイテム用意し、さらにはバッテリーを用いて身体を冷やす「冷房服」も紹介されました。特に、ワークマン独自のメカニズムに基づいた「着る冷蔵庫」として知られる「ペルチェベスト PRO2」は、サーモカメラを使った実験も可能で、その高い冷却機能が証明されました。
冷却プレートの配置も進化し、背中と前面の両方に計5カ所に進化した設計が魅力です。この進化により、冷却面積が増し、一層効果的に熱を遮断し、快適な着心地を実現しました。
小結
今回のワークマンの発表会では、気候変動に伴う厳しい暑さに立ち向かうための革新的な製品として、XShelterが紹介され、その機能や体験の数々が披露されました。特に、暑熱対策を実施する法令が施行される中で、ワークマンの製品は安全を確保しつつ快適な作業環境を提供するための重要な役割を果たすことが期待されています。
更なる詳細など、興味のある方はワークマンの公式サイトや、次回のニュースリリースにご注目ください。