NTT-AT、革新技術CENTAURIをOPIE’25で初披露しビジネス化へ

NTT-ATが誇る新技術「CENTAURI」



NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、シンガポールに本社を置くTranscelestial Technologies Pte. Ltd.のワイヤレスレーザー通信技術「CENTAURI」を日本国内で取り扱い開始し、2025年4月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「OPIE’25」にて出展することを発表しました。このCENTAURIは、次世代の通信技術として注目され、様々な業界に革新をもたらす可能性を秘めています。

CENTAURIの革新技術とは?


CENTAURIは、FSO(Free Space Optical Communication)技術を利用し、波長1550nmのレーザー光を用いて情報を空間で伝送します。従来のFSO技術では、設置や起動に多くの時間を要し大気の状態にも影響を受けやすいため、通信が不安定となるリスクがありました。しかし、CENTAURIは独自の光学設計と人工知能による高度な信号処理が組み合わさることで、これらの課題を克服しています。

特長1:迅速な導入と大容量通信


CENTAURIは、最大25Gbpsの高速ワイヤレス通信が可能で、通信インフラの設置工事を大幅に簡素化します。これにより、都市部など光ファイバー敷設が困難な地域や災害時の迅速な対応が求められる状況でも、柔軟にネットワークの構築ができます。コンパクトなデザインは、一時的な通信需要や災害時の通信復旧においても有効です。特に、迅速な設置と再配置が可能なことから、様々なシーンでの利用が見込まれます。

特長2:高度なセキュリティと互換性


この新しい通信システムは、レーザー光を使用するため、高い指向性を持ち、信号の傍受が非常に難しいのが特長です。従来のマイクロ波通信に比べ、セキュリティ面でより強固な保護を提供します。さらに、Ethernetベースのインターフェースを採用することで、既存のネットワークインフラとの統合も容易であり、複数拠点へのスケーラブルな展開が行えます。また、5Gインフラとも柔軟な接続が可能です。

CENTAURIのAuto Power Reduction (APR)機能により、安全基準もクリアされており、安心して利用できる通信ソリューションとなっています。

CENTAURIの適用範囲と市場展開


NTT-ATは、CENTAURIを通信事業者に提供することで、離島間やビル間の恒久的なP2P通信だけではなく、イベント会場などでの臨時通信ニーズにも迅速に応えることを目指しています。これにより、全国どこでも高品質な通信インフラを迅速かつ柔軟に整備し、より良い社会を形成するお手伝いを続けていく方針です。

OPIE’25の詳細


NTT-ATは、上記の技術をOPIE’25で実際に体験していただける機会を提供します。興味のある方は、ぜひパシフィコ横浜にお越しください。イベントの詳細は公式サイト(https://www.opie.jp/)でご確認いただけます。

未来の通信技術であるCENTAURIがもたらす新しい可能性に、期待が高まるばかりです。

会社情報

会社名
エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
住所
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
電話番号

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