AI安全性を強化したM&AソーシングAIの提供を目指して提携するElithとバフェットコード

株式会社Elithとバフェットコード株式会社の提携について



金融業界のAI活用が期待される一方、実際には信頼性やデータの整備といった課題が存在します。このような状況を打破すべく、株式会社Elith(/以下Elith)とバフェットコード株式会社(以下、バフェットコード)が業務提携を発表しました。両社は、金融機関が安全に利用できる意思決定AIの提供を目指しており、その第一弾として「M&AソーシングAI」を共同開発することを決定しました。

金融機関におけるAI活用の現状


金融機関ではAIの導入が進む一方で、融資やM&A、IPOの発掘が十分に行われていない実情があります。その要因として、規制業種である金融機関がAIの誤出力や情報漏洩といったリスクに対して非常に敏感であることが挙げられます。また、未上場企業のデータが不足していることも大きな問題です。例えば、企業情報が存在しない、比較ができない、定量的に検索できないなどの課題が深刻です。

地域金融機関の課題


特に地域金融機関は、地場企業の事業承継や再編ニーズの高まりに直面しています。経済産業省の試算によると、2025年までに中小企業の経営者の多くが70歳を超え、その約半数に後継者がいないとのこと。こうした状況において、案件を見つけることができないというボトルネックが発生しています。

提携の目的


Elithの強みは、AIの安全性・セキュリティ・ガバナンスにあり、バフェットコードは構造化データを提供する専門性を有しています。Elithは、金融機関が安心してAIを利用できるようガバナンスやセキュリティを整備していくとともに、バフェットコードは企業情報を整然としたデータベースにすることを目指しています。この提携により、金融機関は融資やM&A、IPO発掘から現場業務までをAI化することが可能になるでしょう。

M&AソーシングAIの概要


「M&AソーシングAI」は地域金融機関やPE、投資銀行を対象に以下の機能を提供します。
  • - M&A戦略・買収方針の策定支援
  • - 自然言語を用いた条件に基づくロングリストの自動生成
  • - バリュエーション補助(トランザクションやトレーディングマルチプル)
  • - デューデリジェンス補助

このシステムは、金融機関特有のセキュリティやガバナンス要件を満たした形で提供され、案件の発見を安全かつ定量的に行えるようサポートしていきます。

未来に向けた展望


両社は「M&AソーシングAI」を第一弾とし、今後さらに追加のソリューションを展開する方針です。具体的には、融資や与信審査の自動化、法人営業をAIで支援するためのツールが開発される予定です。これにより、地域金融機関の業務効率が飛躍的に向上することが期待されます。

代表者からのコメント


ElithのCEO兼CTOの井上顧基氏は、「金融機関がAIを本業に活かせるかどうかは、安全に、説明できる形で使えるかが重要であり、M&AソーシングAIを通じて、安全で信頼できるサービスを提供していきたい」と述べています。また、バフェットコード代表の福田智宏氏も「データの質が成果を決定し、AIの利用がこれまでの属人的な手法を一変させる」と期待を寄せています。

会社情報


株式会社ElithはAIの安全性・ガバナンスを専門とし、バフェットコードは企業情報の構造化データベースを提供しています。両社は、地域に根ざした金融機関のAI活用をサポートし、今後も互いに協力しながら新たなソリューションの開発を進めていくでしょう。

会社情報

会社名
株式会社Elith
住所
東京都文京区本郷2-27-17 ICNビル 6階 A室
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。