鹿島アントラーズ、その未来を見据えた新たなパートナーシップの形成
鹿島アントラーズFCが、無線システム事業を展開するJVCケンウッドとクラブパートナー契約を締結しました。この契約は、両社の目指す方向性が一致したことから実現したものであり、鹿島アントラーズは「地域を基盤とした育成型クラブ」を目指し、地域コミュニティの新たな形を創造することに注力しています。
契約の背景と目的
鹿島アントラーズはJリーグの中でも特に名門とされ、2021年には創立50周年を迎える計画を掲げ、「VISION KA41」を目指しています。このビジョンでは、クラブを中心としたコミュニティ形成やスタジアムの多様化、さらには新しいパートナーシップの構築が重要なテーマとされています。これに対し、JVCケンウッドは「感動と安心を世界の人々へ」を企業理念に、安全で快適な生活を実現する技術を提供しています。
両社のパートナーシップは、サポーターに感動を与えつつ、地域に根ざした新たな価値を創出することを目的としています。協力を通じて、鹿島アントラーズは地域のさらなる発展を支えることを目指します。
パートナーシップの具体的な取り組み
具体的には、JVCケンウッドは鹿島アントラーズが管理する「茨城県立カシマサッカースタジアム」に、業務用デジタル無線システムを導入します。このシステムは、デジタル簡易無線中継器「TCB-D239CR」とデジタル簡易携帯型無線機「TCP-D261BTE」を中心にしており、試合運営における信頼性の高い通信手段を確保することに寄与します。
この通信システムは、スタジアムの広大な施設内での安心・安全な運営を支えるものであり、将来的には「鹿行地域の安心」を実現することを目指しています。
無線システム事業の重要性
JVCケンウッドの無線システム事業は、長年の経験と最先端技術を融合させたもので、公共安全の分野でも高く評価されています。これにより、警察や消防などの公共サービスや、ホテルなどさまざまな民間業界において、信頼性の高い無線通信システムを提供しています。新たなパートナーシップによって、この信頼性がさらに高まり、地域全体の安全向上につながると期待されています。
未来への展望
両社の提携は、鹿島アントラーズの52年間にわたる歴史の中で、新たなページを開くものです。地域とのつながりを強化し、安心・安全な環境づくりに貢献するという価値観を持つ両社の協力は、今後も地域社会やファンにとって、重要な役割を果たすことでしょう。
今後の展開が楽しみです。