品川区と福井県坂井市が手を組んで観光PR
福井県坂井市は、東京都の品川区との連携協定を活用し、観光PR動画を制作した。公開されたこの動画は、観光名所紹介に加え、軽快なトークによるPR対決が展開されている。
PR動画の特徴
動画には、品川区の観光大使見習い「ハタチの龍馬」と坂井市の公式キャラクター「坂井ほや丸」が出演。二人の間の絶妙なかけ合いによって、観る者を楽しませるだけでなく、坂井市の魅力が伝わるよう工夫されている。特に、観光名所や地元の特産物に焦点を当てたコンテンツが盛り込まれており、地元の美味しい食材や名所を知るには最適な動画となっている。
動画リンク
どっちのご当地SHOW!ハタチの龍馬with坂井ほや丸編
交流の歴史
坂井市と品川区は、特別区全国連携プロジェクトに基づいて交流を深めており、令和元年に連携協定を締結して以来、様々な取組を行ってきた。令和5年4月には、戸越銀座商店街に坂井市のアンテナショップがリニューアルオープンし、今後も地域の交流が期待される。さらに、令和6年度にはしながわ水族館において坂井市特別展を開催する計画があり、教育活動として坂井市の米農家による特別授業も実施される予定である。
坂井市の観光スポット
坂井市は、福井県を代表する観光地である「東尋坊」をはじめ、歴史的な名所や自然美があふれる地域である。中でも、東尋坊の壮大な岩壁は日本海の厳しい自然が生み出したもので、その美しさは四季折々に異なる顔を見せる。
東尋坊の魅力
国の天然記念物である東尋坊は、勇壮な断崖が約1キロメートルにわたり広がり、自然の神秘を堪能できるスポット。初夏の青い空、秋の夕焼け、さらには冬の荒れた日本海と、シーズンによって様々な表情を見せてくれる。地質学的にも貴重な場所で、多くの観光客が訪れ、感動を覚えている。
丸岡城の歴史
坂井市に位置する丸岡城は、別名霞ヶ城とも呼ばれ、1576年に織田信長の命を受けて築かれた。その美しい天守は、江戸時代以前に建設されたもので、現存12天守の一つであり、その姿は多くの歴史と共にある。地震による倒壊後も復旧され、古き良き日本の城として観光客を魅了している。
充実した食文化
さらに坂井市は、越前がにや甘エビ、おろしそばなど、海の幸や山の幸にも恵まれている。味覚の宝庫としても知られ、最近では「2025年版 第13回 住みたい田舎ベストランキング」において北陸エリア総合3位を獲得し、移住を希望する人々にも注目される地域となっている。
まとめ
品川区と福井県坂井市が共同制作した観光PR動画は、地域の魅力を発信する新たな試みとして、両地域の更なる交流を期待させる仕掛けとして注目される。これを機に品川区と坂井市の交流が更に発展し、多くの人が坂井市の魅力を知るきっかけになればと願われる。