ダンヒルとBAFTAが手を組み映像制作支援プログラムをスタート

ダンヒルとBAFTAが映像業界を変える新たなステップ



2024年10月18日までの申し込みを受け付けているBAFTA Elevateプログラムにて、ラグジュアリーメンズハウス・ダンヒルとBAFTA(英国アカデミー賞)が新たにパートナーシップを結び、業界内で過小評価されているミドルシニアのプロデューサーやディレクターへの支援を開始しました。このプログラムは、最大20名のクリエイターを対象とし、包括的な成長と多様性を促進することに焦点を当てています。

ダンヒルとBAFTAのコラボレーションは、映画制作や映像業界への長年の貢献を背景に、社会的なインクルージョンを促すものです。BAFTAの調査結果によると、映像業界における機会が減少し、必然的にスクリーン上でのストーリーの幅が縮小される危機が明らかになっています。このため、同プログラムは、少数民族や障害者、経済的な背景が恵まれない人々からの応募を広く受け付け、さまざまな視点からのストーリーテリングの重要性を再確認しています。

BAFTAのCEO、ジェーン・ミリチップ氏は、「映像業界の中で公平な環境を整えることがBAFTAの使命です。このプログラムは、不平等に苦しむ人々に機会を提供し、彼らのストーリーを世に出すきっかけとなります」と話しています。また、ダンヒルの暫定CEO、アンドリュー・ホームズ氏も「このプログラムの支援は、映画や映像文化との関係を深めるための自然なステップであり、喜ばしい」と強調しました。

BAFTA Elevateの特徴



BAFTA Elevateプログラムは、12,000人以上のクリエイティブな実務者から成るBAFTAのコミュニティを活用し、選出されたクリエイターには専門的なスキルの向上やネットワーキングの機会を提供します。特に、ドキュメンタリーやファクチュアル番組の制作に焦点を当て、多様なバックグラウンドを持つ参加者たちに新たな道を開く取り組みです。

過去には多くの受賞歴のあるクリエイターが参加し、彼らの経験をもとに新たな才能を引き出す場がつくられてきました。特に、アシフ・カパディア監督やレジー・イエーツ氏がこのプロジェクトに関わることで、その実績と信頼性が高まっています。

映像制作業界の現状と課題



BAFTAが行った調査では、映画やテレビ制作におけるソーシャル・モビリティや経済的な課題が昇進の障壁となり、特に新世代の才能がその流れに阻害されていることが指摘されています。権限譲渡やリスクテイクの意識も予算のプレッシャーによって影響を受け、実績のある人材が優先されがちです。これらの問題を解消することで、新たな視点をもたらすクリエイターたちが台頭する基盤が築かれます。

プログラムへの申し込み



BAFTA Elevateプログラムへの応募は、2024年10月18日(金)まで受け付けています。新しい声とアイデアを持ったクリエイターたちが自らの作品を制作するための一歩を踏み出すための絶好のチャンスです。今回のプログラムは、映像業界の未来をより豊かにするための重要な取り組みとなっています。

BAFTAとダンヒルのパートナーシップは、ラグジュアリーブランドとしての地位を確立し続けるダンヒルにとって、また新たな挑戦となることは間違いありません。映画業界を通じて、多様性と包括性を育むこの取り組みがどのように発展していくか、今後も注目が集まります。

会社情報

会社名
リシュモン ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区麹町1-4半蔵門ファーストビル
電話番号

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