米国NextNav社が株式上場計画を発表、MetComとのグローバル展開を加速

米国NextNav社が株式上場計画を発表

MetCom株式会社が発表したニュースによると、米国カリフォルニア州の技術・事業パートナーであるNextNav社が、株式上場の計画を明らかにしました。NextNav社は、Spartacus Acquisition Corporationと合併することでNASDAQに上場を果たすことになり、株式価値は約12億ドル（約1,300億円）とされ、合併時期は2021年の第3四半期または第4四半期に予定されています。新会社名は「NextNav Inc.」となる見込みです。

このスキームによると、NextNav社はSpartacus社から得られる資金約4億ドル（約450億円）を成長戦略の実現に向けた投資に活用します。特に、三次元測位サービスであるTerraPoiNTの基地局ネットワークを全米に展開し、次世代GPS市場でのリーダーシップを強化する狙いです。さらに、NextNav社は国際的な展開も視野に入れており、高層ビル密度の高い日本を重要市場として位置付けています。

MetCom株式会社のビジョン

MetCom株式会社は、広域かつ高精度な三次元測位サービスを提供することを目的として設立されました。GPSシステムの限界を克服できる屋内・地下・ビル街での測位を可能にし、安全で利便性の高い社会インフラの構築を目指します。NextNav社との戦略的パートナーシップにより、屋外・屋内を問わず汎用性の高い測位サービスを展開することができます。

この株式上場計画の発表は、米国市場における垂直測位・三次元位置測位サービスの可能性を示唆しており、NextNavの技術の先進性や市場での期待感を裏付けるものとMetComは分析しています。これにより、MetComも日本国内での垂直測位や三次元位置測位サービスの実用化へスピードを上げていく方針です。

NextNav社の次世代技術

NextNavは、次世代型のGPS技術を提供する企業であり、その中でも特に注目されるのがNextNav Pinnacleという高精度の垂直測位技術です。これにより、位置情報サービスは三次元の世界へと新たなステージに進化します。NextNavのTerraPoiNTシステムは、GPSが届かない場所でも利用可能なPNTサービスを提供することで、信頼性の高い重要インフラとして広く採用されています。