INCHEM TOKYO 2025で目指す持続可能な未来
2025年9月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「INCHEM TOKYO 2025」。このイベントでは、化学技術を通じて持続可能な社会を実現することがテーマとなっています。その中で、産総研グループは「サーキュラーエコノミー」と呼ばれる持続可能な経済の実現を目指す取り組みを中心に、様々な展示とプレゼンテーションを行います。ブース番号は5-SP06です。
サーキュラーエコノミーとは
サーキュラーエコノミー(循環型経済)は、リサイクルや再利用を重視した経済体制のことを指します。これにより資源の有効活用を促進し、環境への負荷を軽減する狙いがあります。産総研グループは、サーキュラーテクノロジー実装研究センターを新設し、PETケミカルリサイクルの社会実装やプラスチック・アルミニウムのリサイクル技術の開発に取り組んでいます。
GHG排出量を見える化する『AIST-IDEA』
また、産総研グループは温室効果ガス(GHG)の排出量が見える化されるデータベース『AIST-IDEA』も紹介します。このデータベースは、LCA(ライフサイクルアセスメント)やScope3の分析に必要な排出原単位を網羅的に提供しており、企業にとっての新たなソリューションとして位置づけられています。
プレゼンテーションと基調講演
イベント期間中、産総研の研究者や社員によるプレゼンテーションも行われます。特に注目すべきは以下の3つのセッションです:
1.
9月17日(水曜日)15:30~ ステージ2で行われる「本気の社会実装へ ― 産総研グループが挑むサーキュラーエコノミーの最前線」というプレゼンテーションでは、サーキュラーエコノミーに向けた技術開発の進捗と社会実装について報告が行われます。
2.
9月18日(木曜日)11:10~ ステージ1で、「環境負荷定量化の必須DB『AIST-IDEA』」というテーマでの講演では、化学分野におけるAIST-IDEAの活用方法について説明されます。
3.
同日11:00~ A会場では、事前予約制で「カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現に向けた産総研の取組」という基調講演が行われ、最新の研究成果について紹介されます。
イベント詳細
- - イベント名: INCHEM TOKYO 2025
- - テーマ: 持続可能な未来への共創イノベーション
- - 会期: 2025年9月17日(水曜日)~19日(金曜日) 10:00~17:00
- - 会場: 東京ビッグサイト東4・5・6ホール
本イベントは、環境問題に対する意識を高め、その解決策を考える良い機会です。ぜひ多くの方々にお越しいただき、産総研の最新技術に触れていただきたいと思います。私たちAIST Solutionsは、科学技術を活用した持続可能な社会の実現に向け、今後も努めてまいります。