ロッテ、令和6年度食品ロス削減推進表彰受賞
株式会社ロッテが2023年度、環境省および消費者庁主催の「令和6年度食品ロス削減推進表彰」において、審査委員会委員長賞を受けました。この受賞は、同社が全国食支援活動協力会と共同で実施している余剰食品の効率的かつ持続可能な寄附スキームの構築に関する取り組みが評価されたものです。
効率的な寄附スキームの構築
ロッテは、全国に配置された配送拠点の倉庫とそれに付随する寄附可能な施設を結ぶ、新しい寄附システムを立ち上げました。このシステムでは、余剰食品のマッチングを行うことにより、食品の廃棄を減少させることを目指しています。2023年度には、寄贈量が約49.4トンに達し、前年と比較して3倍以上の増加を果たしました。
この取り組みの大きな特徴は、配送コストの削減にあります。従来の宅配便による配送から、通常ルートを利用した共同配送へとシフトすることにより、効率的な運用が実現されたのです。この結果、廃棄コストを上回る配送コストという問題も解決され、余剰食品の寄附がより容易になりました。
ミールズ・オン・ホイールズロジシステムとの協業
ロッテは、食支援活動に取り組む全国食支援活動協力会と密に協業を行い、ミールズ・オン・ホイールズロジシステムを推進しています。このシステムは、全国の食糧支援活動を支え、多くの人々に適切な食事を届けるために設計されています。これにより、地域のニーズに応じた食品寄附が円滑に行われ、食品ロスの削減に貢献しています。
食品ロス削減推進表彰の目的
消費者庁と環境省が共同で行っている食品ロス削減推進表彰は、食品ロスの削減や寄附を促進する取り組みを行う団体や個人を広く表彰することで、国民の意識を高めることを目指しています。この制度により、食品ロス削減の重要性が広まり、より多くの企業や個人が食品寄附に参加することが期待されています。
表彰は、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省が後援しており、各種地方での活動が強調されています。ロッテの取り組みも、この流れの一環として位置づけられており、今後の活動にも大きな期待が寄せられています。
まとめ
株式会社ロッテが受賞した食品ロス削減推進表彰は、その持続可能な寄附スキームと効率的な物流システムが評価された結果です。今後もロッテは、地域社会への貢献を続け、食品ロス削減に対する取り組みを推進していくでしょう。詳細はロッテの
サステナビリティサイトを確認してください。