ユカイ工学が新たに誇るAI対話ロボットのプロトタイピングキット
ユカイ工学株式会社は「ロボティクスで、世界をユカイに。」というビジョンのもと、様々なコミュニケーションロボットやIoT製品を開発する企業です。この度、2025年10月14日から17日にかけて千葉市美浜区の幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」において、新たにAI対話ロボットのプロトタイピングキットを披露します。
展示の内容
ブースでは、車載エージェントや無人観光案内のためのサービス実証を可能にするプロトタイピングキットを紹介し、実機デモも行います。このキットは、ユカイ工学の独自のプロトタイピング環境を通じて、開発とユーザー検証のサイクルを短縮し、コスト削減を実現します。
特に注目されるのは、ノイズ環境下でも自然なAI対話を体験できる機能と、コミュニケーションロボット「BOCCO emo」との連携によって、ノーコードで簡単に会話型AIを構築できるノーコード会話型AI構築サービス「miibo」との協業を実現した点です。
具体的な機能
1.
パーソナライズ用RAGの構築: 多様なデータに基づき、ユーザーごとに異なる発話内容を生成します。これにより、より高精度な対話が実現します。
2.
高精度な音声収集: DSP Concepts, Inc.との協業により、高度な音声処理を行い、ノイズが多い環境下でも高精度な音声キャッチが可能になります。
3.
BOCCO emoとmiiboの連携: WebAPIを通じて「BOCCO emo」と「miibo」を連携させることで、プログラミングスキルがなくても、迅速に実用的な会話型AIを実現するプロトタイピング環境が整います。
企業向けワークショップ「CREATIVE SPRINT」
ユカイ工学は自社の開発経験を基に、企業向けに「CREATIVE SPRINT」(クリエイティブ スプリント)というワークショップを提供しています。このプログラムは、事業企画や研究開発を担当するチームの創造性と熱量を引き出す内容です。12月22日には、1日体験ワークショップが予定されています。このワークショップでは、ユカイ工学のCEOである青木俊介が、自社のユニークな製品の誕生秘話を交え、独自のアイデア発想法を共有します。参加者は、自身の「妄想」を発信し、形にするプロセスを体験することができます。
セミナー「AI時代のイノベーションに必要なアイデア発想法とは?」
さらに、10月14日には「AI時代のイノベーションに必要なアイデア発想法とは?」というセミナーも予定されています。このセミナーでは、ユカイ工学のCMO、冨永翼が登壇し、企業のイノベーションや人材育成に関する知見を共有します。講演者には、東洋製罐グループの三木逸平氏、キャッチアップウィズレイジーの川上輝之氏も参加し、「妄想会」や「メイカソン」のアイデア発想法がどのように製品を生み出すかを実例を交えて解説します。
ユカイ工学の展望
ユカイ工学は、自社の強みであるコミュニケーションデザイン、ロボティクス、IoTを駆使して、企業の製品やサービス開発を支援していく方針です。「CEATEC 2025」における今回の発表を通じて、さらなるロボティクスの発展に寄与することを目指しています。この機会をお見逃しなく、新しい技術とアイデアに触れ、未来の可能性について考えてみましょう。