Web3に特化したTAISU VENTURES、1号ファンドのファーストクローズを達成

TAISU VENTURESが1号ファンドのファーストクローズを完了

2023年10月に設立されたWeb3専門のベンチャーキャピタル、TAISU VENTURESは、自身の第1号ファンドである『Taisu Ventures Web3 Fund Limited Partnership』のファーストクローズを完了しました。このファンドは、2024年4月30日時点で合計88.26億円（約56.25百万USドル）の資金を調達しました。出資者には国内外の機関投資家や著名なブロックチェーンプロトコル運営企業が名を連ねています。

1号ファンドの概要

TAISU VENTURESは、主にブロックチェーンインフラ、DeFi（分散型金融）、ゲーミング、プラットフォームの4つの成長が見込まれる分野に投資を行います。このファンドは、イノベーティブなビジネスモデルや新技術を探索し、事業開発やエンジニアリングの専門家たちと連携しながら企業の成長を支援することを目的としています。

特に、TAISU VENTURESはアジア、アメリカ、ヨーロッパだけでなく、アフリカや中東の地域においてもネットワークを構築し、世界中の起業家や投資家を繋げるエコシステムの確立を目指しています。

ファンドのファイナルクローズは2024年10月に予定されています。これにより、さらなる資金調達を進め、出資者が期待するリターンを生むことが期待されています。

TAISU VENTURESの成長戦略

TAISU VENTURESの成長戦略は多岐にわたります。具体的には、72社への投資を実行中で、代表的な成功事例の中には上場済みトークンが11社存在します。投資手法については、SAFE、SAFT、エクイティ、トークン、そしてコンバーチブルボンド（CB）を用いており、革新的なファイナンスの手法を採用しています。

マネージングパートナー林田貴士の経験

TAISU VENTURESのマネージングパートナーである林田貴士氏は、20年以上にわたる金融業界の経験を持つ人物です。ゴールドマンサックスやBNPパリバなどの投資銀行で活躍し、金融商品のストラクチャリングやトレーディングに関する深い知識を有しています。また、Web3関連のスタートアップへの投資を2017年から行っており、豊富な経験を持ち合わせています。

彼は、Web3領域で成功するためには、事業開発から成長支援、エグジットに至るまでの広範な知識と経験が必要不可欠であると語っています。TAISU VENTURESは、これらの要素を全て兼ね備えたファンドであることを誇りに思っています。