北海道発の情報共有システム「スタッフサイネージ」に新機能BYODが登場
株式会社テクノフェイスが、自社開発したSaaS型の情報共有掲示板システム「スタッフサイネージ」に新機能「じげんポータル」を追加しました。この機能を活用することで、ノンデスクワーカーである工場や店舗のスタッフが、安全に自身のスマートフォンから業務の連絡を確認できるようになります。
機能追加の背景
「スタッフサイネージ」は2022年のリリース以来、約100拠点で利用されており、多くの現場で情報共有の課題が存在していました。特に、共有端末の不足や混雑、休憩時間にゆっくり情報をチェックしたいとの声が寄せられており、これを解決すべく新機能が開発されたのです。
BYODとセキュリティ対策
新たに搭載された「じげんポータル」は、従業員が私物のスマートフォンを利用して業務連絡を閲覧できるよう、独自のBYOD(Bring Your Own Device)セキュリティ対策が施されています。具体的には、タッチパネルからの操作が必要で、自宅への情報持ち出しを防ぐため、アクセスできる時間を制限しています。これにより、現場で働く従業員のみにセキュアな情報提供が実現しています。
ユーザーの心理的負担を軽減
利用者にとって、専用アプリのダウンロードやログインが不要な点も大きなメリットです。既存のブラウザアプリを利用できるため、普段使いのスマートフォンをそのまま活用することができ、業務時間外のアクセスへの抵抗や不必要なアプリのインストールを避けられます。これにより、従業員は心理的負担を軽減され、使いやすさが強化されています。
操作手順
「じげんポータル」の利用方法は簡単です。各スタッフは、店舗や工場に設置されたタッチパネルで「スタッフサイネージ」を操作し、自らのQRコードを表示させることで、スマートフォンで読み取ります。次に設定したPINコードを入力すれば、個別のお知らせやToDoを確認できます。このプロセスにより、手軽に個人宛の情報へアクセスでき、業務を円滑に進められるでしょう。
今後の展望
現在の「じげんポータル」の機能は「お知らせの表示」や「ToDoの閲覧」のみに特化していますが、今後は他スタッフへの引継ぎ連絡機能やアンケートへの回答機能なども追加予定です。これにより、業務効率がさらに向上することが期待されています。
「スタッフサイネージ」について
「スタッフサイネージ」は小売店、工場、病院などでPCを利用しない現場のスタッフ向けに設計された情報共有掲示板システムです。タッチパネルによる直感的な操作で、お知らせを確認できるため、パソコン操作が苦手なスタッフでも安心して利用できます。また、業務連絡はWebから簡単に登録・管理ができ、スタッフごとの読了状況も把握できるため、情報共有がよりスムーズに行えるよう配慮されています。
会社概要
株式会社テクノフェイスは2002年に設立され、北海道大学発のR&Dベンチャー企業として広範なシステム開発を手がけています。自社開発のデジタルサイネージシステムやAIソリューションも提供しており、今後も最先端の技術を駆使したサービスの展開に注力していく所存です。
詳しくは、
テクノフェイスの公式サイトをご覧ください。