別府市で開催される新しい宇宙イベント『沸く湧く宇宙フェス in 別府』の魅力とは

宇宙の魅力が湧き上がる、別府市の新しい取り組み

2023年3月11日、別府市のビーコンプラザで『沸く湧く宇宙フェス in 別府』が開催されます。このイベントは、INAMI Space Laboratoryの代表である稲波紀明氏が講師として登壇し、宇宙旅行や最新の宇宙ビジネスについての情報を紹介します。地元の特産物や環境を活かしたワークショップも行われるため、参加者は楽しみながら学び、体験することができます。

温泉と宇宙のコラボレーション

イベントでは、特に大分県別府市の温泉水を活用したロケット打ち上げワークショップが注目されています。このワークショップでは、美肌効果が期待される別府の温泉水を使い、参加者は自身で水ロケットを準備し、打ち上げる体験が可能です。この新しい試みにより、地元の観光資源や環境への意識が高まり、地域全体の活性化へと繋がることが期待されています。

地産地消ロケットの開発

今回のイベントでは、地元の素材を活用した「湯の花ロケット」も登場します。大分県の湯の花を成分にしたこのロケットは、バイオプラスチックを用いて製造され、地域の特産資源を活かした独自の取り組みとして注目されています。このような地産地消のロケット開発は、別府市が地域から生まれた新たな宇宙ビジネスを全国に発信する素晴らしい機会となります。

学生たちの宇宙ビジネス案発表

イベントでは、大分大学の准教授が新素材であるセルロースナノファイバーの説明を行うほか、大学生による新たな宇宙ビジネス案の発表も行われます。参加者は、宇宙タレントである黒田有彩氏のトークも楽しめ、若い世代に宇宙への関心を深める場ともなっています。これにより、将来の宇宙産業を担う人材の育成が期待されています。

地元資源を活用した取り組み

この宇宙フェスを通じて地元資源を活用し、地域の魅力をアピールすることが目指されています。特に、SDGs（持続可能な開発目標）に配慮した取り組みとして、地元の特産資源を使ったロケットの製造は画期的です。観光だけではなく、宇宙ビジネスの新しい形を地域に根付かせることで、より多様なビジネスモデルの確立が期待されます。