映画『ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―』の概要
今春、困難な現実と向き合う女子高生たちの物語が映画館に登場します。『ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―』は、ADHD診断を受けた二人の女子高生、絃と朱里の友情の成長を描いた感動的な作品です。物語は、東京・アップリンク吉祥寺にて、4月5日(金)から公開されます。
ストーリーの背景
絃は進学校に通う真面目な女子高生。しかし、ADHDの診断を受けた彼女は、ひどい物忘れに悩まされ、日常生活や学業に影響を及ぼしています。ある日、重要なテストの日に目覚まし時計をかけ忘れ寝坊した絃は、登校を断念し、思いがけず見知らぬ公園にたどり着く。そこで出会ったのが、派手な外見の朱里。彼女もまた、ADHDを抱えており、自由奔放な性格で、絃を街へと誘います。
この新たな出会いは、絃にとってまったく新しい世界を体験する機会になります。朱里との交流を通じて、普段は家と学校だけを行き来していた絃の生活は鮮やかに変わっていきます。しかし、絃の母親は朱里の自由な服装や行動に不安を覚え、娘との交友を禁じてしまいます。一方で朱里は、家庭内でも物忘れから姉とのトラブルが絶えず、両親からのプレッシャーに苦しみます。
登場人物とキャスト
物語には多彩な登場人物がいます。絃役には西川茉莉、朱里役には鈴木心緒がキャスティングされており、他にも眞鍋かをりや福澤朗が母親や父親の役で出演します。監督は北宗羽介、脚本は神田凜と北宗羽介が担当。音楽は西田衣見が手がけています。
作品への期待
本作は、発達障害に対する理解を深めるきっかけとなることが期待されています。後援には日本発達障害ネットワーク(JDDnet)が名を連ね、作品が持つ意義やビジョンを支援しています。映画は、主人公たちが「自分を理解し、表現する」ことの難しさと重要性を説くものとなるでしょう。
公開情報
映画『ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―』は、4月5日から東京・アップリンク吉祥寺での上映が始まります。この機会にぜひ、心温まる友情の物語を楽しんでください。
公式サイトでは、上映スケジュールやイベント情報も公開されていますので、ぜひご確認を!
- - 公式サイト
- - アップリンク吉祥寺:東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5−1吉祥寺PARCO B2F
この映画を通じて感じることは、「発達障害を持つ人々も、ごく普通の青春を送ることができる」というメッセージです。絃と朱里の友情の物語は、今後の世代に大きな影響を与えることでしょう。