クラウドサインが選ばれた理由
弁護士ドットコム株式会社が展開する契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」が、総務省主催の「情報アクセシビリティ好事例2024」に選出されました。この選出は、視覚や身体に障害を持つ方々へのアクセスの向上に対する取り組みが高く評価されたものです。
クラウドサインのアクセシビリティへの挑戦
クラウドサインは、全ての人が電子契約をスムーズに行えるように、アクセシビリティを改善するための施策に力を入れてきました。特に、契約締結時に感じる心理的なハードルを低くし、障害者の方々が単独で契約書の内容を確認し締結できるシステムを整えてきました。
評価のポイント
1.
誰もが契約できる環境の実現
従来、視覚障害者や身体障害者にとっては、契約書の内容を確認し、署名することが大きな負担でした。クラウドサインでは、誰でも簡単に契約を行える環境を提供している点が評価されました。
2.
障害者の意見を取り入れた開発
障害当事者によるユーザビリティテストを実施し、そのフィードバックに基づいて改良を進めています。また、アクセシビリティ専門家と連携し、精度を高める体制を確立しています。
3.
企業全体での推進
クラウドサインは、全社を挙げてアクセシビリティ改善に取り組んでいます。デザインシステムの導入により、ウェブアクセシビリティを向上させており、プロダクト開発者向けにアクセシビリティの勉強会も定期的に開催しています。このような姿勢が評価されています。
情報アクセシビリティ2024の目的
「情報アクセシビリティ好事例2024」は、総務省が主催し、人々が誰でもデジタル技術のメリットを享受できる社会の実現を目指した取り組みです。情報アクセシビリティに留意した製品やサービスを募り、その中から選ばれたクラウドサインのような好事例が公表されています。
クラウドサインの特徴
クラウドサインは、契約の締結から管理、AIによるレビューなど、一貫してデジタルでの契約プロセスを可能にします。電子署名法にも準拠しており、2023年には「マイナンバーカード署名」機能も開始しました。AI技術を柔軟に取り入れることで、契約業務全体の効率化を実現しています。
会社情報
弁護士ドットコム株式会社は、東京都港区に本社を置き、2005年に設立されました。資本金は545百万円で、東京証券取引所のグロース市場に上場しています。企業理念は「プロフェッショナル・テックで次の常識をつくる」であり、さまざまな法律関連サービスを展開しています。
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本票発表によると、クラウドサインが持つ特徴や機能は、今後も多くのユーザーに支持され、より良いサービス向上へと繋がることでしょう。