小学生が隠岐めしをPRする取り組み
2025年7月26日から28日にかけて、島根県隠岐諸島の西ノ島町と海士町で行われる「隠岐めしと歴史探検隊」の体験学習に、小学5・6年生の20名が参加します。このプログラムは、一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねが中心となり、子どもたちに隠岐の豊かな海や郷土料理を学ぶ機会を提供しています。
子どもたちは、隠岐の美しい海で採れた新鮮な食材を使い、実際に料理をすることで地元の食文化を体験します。彼らが調理する食品には、隠岐の特産であるイカの一夜干しや、カメノテという海の幸が含まれており、調理法や食材の背景を理解することを目指します。これにより、未来に残したい隠岐ならではの食の魅力を直に感じることができます。
松江でのPR活動
このイベントの一環として、子どもたちによって考案された隠岐めしのキャッチコピーを掲載したPRチラシが完成し、松江市の居酒屋「松江の台所こ根っこや」で2025年10月から2026年3月末にかけて設置されます。この店舗では隠岐にちなんだ料理も提供される予定で、来店客に隠岐料理の魅力を伝える場となります。
居酒屋こ根っこやは、宍道湖の畔に位置し、地域の旬の食材と地酒を大切にしたメニューを提供しています。訪れるお客様は、地元の新鮮な食材による料理を楽しみながら、隠岐の食文化にも触れることができます。スタッフは、子どもたちが隠岐の食材に実際に触れ、料理をする姿を見て島根の食の魅力を再確認したとコメントしており、今後も地域の美味しさを発信していきたいと意気込んでいます。
日本財団「海と日本プロジェクト」とは
本プロジェクトは、海を自然環境の一部として捉え、未来の世代へ豊かな海を引き継ぐための取り組みの一環です。日本財団が推進するこのプロジェクトでは、全国の子どもたちに海の大切さを実感してもらい、アクションの輪を広げています。公式サイトでは、様々な取り組みを発信しており、地域の特色を生かした活動を紹介しています。
今回の「隠岐めしと歴史探検隊」を通じて、子どもたちが学んだことは、彼らの未来にとっても貴重な財産となるでしょう。また、地域の飲食店との連携により、隠岐料理が多くの人々に知られることを期待しています。
さらに、この機会を通じて、地域の農漁業をより多くの人に理解し、支えていくことができれば町の活性化にも寄与することとなります。継続的な取り組みが求められていますが、次世代へとつながるこのプロジェクトに期待が高まります。