SWCC、従業員向けに「アンコンシャス・バイアス ハンドブック」を発行!多様性尊重の職場環境を目指す
神奈川県川崎市に本社を置くSWCC株式会社は、多様な個性を活かした組織づくりの一環として、「ダイバーシティ推進プロジェクト」を発足させ、従業員一人ひとりが働きがいを感じられる職場環境の実現を目指しています。
このプロジェクトの一環として、同社は「アンコンシャス・バイアス ハンドブック」を発行しました。このハンドブックは、従業員が自身の無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)に気づくことを目的としており、具体的な事例や解説、マンガなどを掲載することで、より理解を深めることを目指しています。
アンコンシャス・バイアスとは、心理学の概念である「認知バイアス」の一つで、無意識に特定のグループや個人に対して偏見を抱いてしまう現象です。ジェンダー、年齢、出身地、容姿など、様々な要因がアンコンシャス・バイアスを引き起こす可能性があり、職場環境においては、公平な評価や機会の提供を阻害する要因となる可能性があります。
SWCCグループは、幅広い年代、性別、障がいの有無、LGBTQ+の当事者・非当事者を含め、誰もが活躍できる職場環境を目指しています。そのためには、従来の「当たり前」を前提とせず、様々な可能性を想定し、相互にコミュニケーションを取ることが重要だと考えています。アンコンシャス・バイアスは、ジェンダーに限らず日常のあらゆる場面に潜んでいるため、組織内に根付いた無意識の偏見を一人一人が意識し、対処することで、多様な人材が活躍できる職場環境が実現すると考えています。
ハンドブックの特徴
このハンドブックは、一般的な職場環境におけるアンコンシャス・バイアスの事例に加え、SWCCグループの従業員へのインタビューをもとに、同社グループで起こり得る具体的な事例を盛り込んでいます。そのため、多くの従業員が興味を持ちやすく、身近な問題として捉えやすい内容となっています。
また、各事例には解説が加えられており、気づきのポイントがわかるように工夫されています。さらに、マンガを織り交ぜることで、読みやすく、親しみやすいデザインとなっています。
さらに、ハンドブックには「多様性を尊重する表現ガイド」も掲載されており、具体的な考え方や推奨される言葉の言い換え例などが示されています。これらの情報を通して、従業員は日々のコミュニケーションにおいて、多様性を意識した言葉遣いを心がけることができるようになります。
今後の展開
SWCCグループは、多様性の尊重がイノベーション創出に不可欠であると考えており、このハンドブックの配布を皮切りに、様々な取り組みを進めていく予定です。
今回のハンドブックは、派遣社員を含むすべての従業員に配布される予定ですが、配布のみで終わらせるのではなく、このハンドブックを活用したワークショップなども企画されています。今後も、アンコンシャス・バイアスに対する意識向上を促進するための様々な施策を検討していく予定です。
SWCCグループの多様性尊重に向けた取り組みは、今後も注目を集めるでしょう。