VRで学ぶトンネル検査
2026-07-16 12:17:11

東京メトロ向けに新たなVRトンネル検査研修コンテンツが登場

VRで学ぶ新しいトンネル検査研修



株式会社積木製作は、東京メトロ向けに実写のトンネルを再現した新たなVR研修コンテンツを開発しました。このコンテンツは、入社したばかりの社員がトンネル内の変状──ひび割れや漏水を自分の目で見つけて学ぶことを目的としています。

研修の背景


トンネルの維持管理において、ひび割れや漏水といった変状をしっかりと見極める検査の能力が欠かせません。従来は、研修センターに設置された模擬構造物で学んでいましたが、これでは実際の変状を十分に体感できないという課題がありました。現在の模擬的な構造物では、劣化の進行を観察することができず、学びに限界があるのです。ある意味、実際のトンネルの状況を実感できる教材の必要性が増していました。このため、AR(拡張現実)を用いる方法が検討されたものの、周辺の環境が現実と異なるためリアルな学びにつながりにくいという問題がありました。そこで、VR(仮想現実)が導入されることとなりました。

VRの特長


新しいVRコンテンツでは、実際の路線である日比谷線のトンネルが実写で再現されています。この教材では、現場特有の様子、たとえばどれほど暗いのか、足元の状況、潜む危険についても細かく観察できるため、社員がトンネルに入る前にしっかりと予習を行うことが可能です。これによって、新入社員の不安を軽減し、トンネル内での動作の体験も得ることができます。

自分発見の力


このコンテンツの特に重要な点は、受講者が「自分で変状を見つける力」を養うことにあります。従来のARでは、問題を先に示された状態で学ぶため自分で発見する力が育ちにくいという課題がありましたが、VRでは「自分で変状を探し出す」という体験が重要視されています。実際には長年の経験を要する力ですが、VRを通じてこの道のりを短縮し、若手社員が機会を逃さずに学ぶ環境が整っています。

UIデザインとキャラクター


このVRコンテンツでは、東京メトロ側がUIデザインを担当し、トンネルを案内するモグラのキャラクター「モグレン」が共同で生み出されました。土の中のトンネルというテーマから親しみのあるキャラクターとして、多くの受講者に愛される存在となっています。教育を受ける側が制作に参加することで、自発的な学びに繋がる新しい研修スタイルが実現されています。

共同開発の成功


新入社員研修に加え、普段トンネルに入らない事務や財務部門の社員にも好評で、トンネルの実際の状況を体験することで、その重要性を理解する一助となっています。「百聞は一見にしかず」と言われるように、実際に視覚や感覚で経験することは、理解を深めるための有効な手段です。

今後の展開


東京メトロではトンネルに留まらず、様々な土木施設物についても同様のVRコンテンツ化を目指しています。特に、アクセスが限られる橋梁や土工の分野でも、VRによるトレーニングの実施が期待されています。今後も、株式会社積木製作は、この先進的なVR技術を用いて東京メトロの人材育成や技術伝承に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 積木製作
住所
東京都墨田区江東橋2-14-7錦糸町サンライズビル9F
電話番号
03-6666-9220

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