高校生向け「まんが甲子園タテスクバージョン2025」受賞作品発表
今年、日本の若き漫画家を発掘するためのコンテスト「まんが甲子園タテスクバージョン2025」が開催され、数々の作品が応募されました。株式会社KADOKAWAが主催、高知県およびまんが王国・土佐推進協議会が共催するこのコンテストは、全国の高校生からの作品を受け付けた結果、ついに受賞作品が決定しました。
受賞作品の紹介
この度の受賞作品は以下の3つです。特に優秀賞の『嘘から出たヒーロー』は、米子高校漫研部によるもので、独特なストーリーとキャラクター展開が評価されました。部員たちが分業しながらも一丸となって作品を作り上げた姿勢が印象的です。
最優秀賞
該当作なし
優秀賞
- - 作品名: 『嘘から出たヒーロー』
- - 応募者: 米子高校漫研部
あらすじ
主人公はヒーローになる夢を抱いているが、意地悪な神様の策略により、しっぺ返しを受ける。
選評
この作品は原案からネーム、キャラ設定に至るまで、部員の各担当がしっかり分かれており、その調和が見事に出来ていました。特に、部長のリーダーシップが光ります。コマ割りやセリフの配置に関しては更なる改善の余地がありますが、今後の成長に期待が寄せられます。
受賞者コメント
「この度は『優秀賞』をいただけて、本当に嬉しいです。チームで共に作った成果がこのように評価されたことは、私たちにとって大きな財産です。」
タテスクコミック賞
- - 作品名: 『ずーっと友達。』
- - 応募者: さちこ
あらすじ
優佳と光の2人が織り成す友情の物語。光の優佳への問いかけが、物語の核心を揺るがす。
選評
本作はキャラクターの魅力が際立っており、リアルな学校生活の一幕を感じさせます。テーマはやや重めですが、友情の温かさが際立つ作品に仕上がっています。
受賞者コメント
「この度はタテスクコミック賞をいただき、とても感謝しています。読者が心情に共感してくれることを願っています。」
ジャンプTOON賞
- - 作品名: 『サボり屋の瀬良くん』
- - 応募者: ちりたろう
あらすじ
文化祭でのメイド喫茶を舞台に、探し物をするかえでが不思議な体験を通して成長する物語。
選評
設定のユニークさが目を引き、キャラクターの表現も生き生きとしていました。短いページ数の中にも、作家としてのポテンシャルを感じさせます。
受賞者コメント
「この受賞は全くの初めての体験で、本当に驚いています。今後とも作品作りに励みます。」
今後の展開
受賞者たちは、12月に東京都千代田区のKADOKAWA富士見ビルで行われる授賞式に招待されます。また、受賞作品はいずれもカドコミやジャンプTOONアプリにて12月中旬から掲載が予定されており、漫画家への第一歩が後押しされることでしょう。
コンテストの意義
「まんが甲子園タテスクバージョン」は、高校生の文化活動を支援し、出版社によるスカウト制度で新しい才能の発掘を目指しています。今後、選考した作品にはデビューのチャンスが用意されており、KADOKAWAや集英社ジャンプTOON編集部が全力で支援を行います。この新しいコンテストから、次世代の漫画家が誕生する日が待ち遠しいですね。
公式サイトではさらに詳細な情報が公開されているため、ぜひ訪れてみてください。