文化と感性が響きあう航海へ
2027年1月末、横浜の歴史的な建物、横浜郵船ビルが新たに「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY」としてオープンします。運営は株式会社Plan・Do・Seeが担当し、日本と世界をつなぐ文化的な宿泊体験を提供することを目指しています。今回は、初公開となるホテルのデザインイメージやウェディング先行予約受付の詳細をご紹介します。
この横浜郵船ビルは、1888年に初代建物が日本郵船の拠点として誕生したことに始まります。当時は、日本の海運を支える重要な場所として、客船の乗組員や料理人を育成し、異国文化を発信する役割を果たしていました。その後、関東大震災から復興を遂げた1936年に、現在の建物へと再建され、歴史的な価値を持つ建築物として多くの人々に親しまれてきました。
THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY のコンセプト
「文化と感性が響きあう航海を楽しむ」というのが、このホテルのコンセプトです。かつて船は人々を結びつけ、文化を運ぶ象徴的な存在でした。この場所で、日本の貿易港としての横浜の物語を継承しつつ、世界中の文化が交音する空間を提供します。山や海を越え、時代を超えたひとときを演出します。
ホテルの施設とデザイン
新しいホテルは、各空間が航海の記憶を象徴するようにデザインされています。ロビーは劇場の幕のようであり、ダイニングは船上のデッキを模して設計されています。バーディニングエリアは、東西の文化が交わる舞台として配置され、訪れる人々に新たな体験を提供します。レストランやバーが有名な客船文化の終着駅となることで、文化の再生を促します。
宿泊施設
客室は全52室で、各室が38㎡以上の広さを誇り、7つの異なるタイプが用意されます。それぞれの客室が、横浜と結びついた実在の港をテーマにしており、さまざまな色彩と素材でその土地の記憶を反映しています。客室内の色合いは、異国文化の断片を宿すようにデザインされています。
バンケットルーム
ホテル内には、プライベート感を大切にしたバンケットルームが3つ設けられています。これにより、ゲストを邸宅に招いた雰囲気でパーティーを楽しむことができ、用途や参加人数に応じて会場を選択することが可能です。
ウェディングチャペル
光がたっぷりと差し込む自然光あふれるチャペルも用意されており、緑を望む窓からは柔らかな光が差し込みます。木の温もりとともに正面のステンドグラスが輝くこの場所で、大切な誓いを交わすことができます。ウェディングの先行予約も受付中で、詳細は専用サイトで確認できます。
まとめ
横浜郵船ビルは、その深い歴史とともに未来の文化交流の拠点として新たな役割を果たします。「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY」は、過去と未来をつなぐ架け橋として、訪れる人々に新しい旅の航海を提供し続けます。歴史的な場所を生かした洗練された空間で、心を豊かにするひとときをお楽しみください。