新しい女性コミュニティの潮流「PIAMYフェス2025」
2025年7月12日、LUMINE 0で行われた「PIAMYフェス2025」は、LGBTQ+女性コミュニティに新たな風を吹き込むイベントとなりました。主催するのは、レズビアンやセクシュアルマイノリティが出会えるマッチングSNSアプリ、「PIAMY」です。驚異的な1,200名が集まり、会場は一日中熱気に包まれていました。このイベントは、オンライン中心だったコミュニティが、リアルなつながりを求める新たな一歩を踏み出す場となりました。
昨年の2倍の来場者数
昨年の600名から大幅に増加した1,200名は、国内外から訪れ、地域を超えたつながりが活発に生まれました。参加者の76.3%は「おひとりでの参加」という結果があり、自分自身を見つめ直し、安心して参加する姿が目立ちました。これは、多くの人々がリアルな交流を求めている証でもあります。
多様なコンテンツで「共感」とつながりを促進
今回のフェスでは、参加者の共感を起点にした多様なコンテンツが用意され、特に注目を集めたのが「テーマ別交流オフ会」でした。60ものテーマに分かれて交流することで、参加者は実際に新たな出会いを経験することができ、86%が新しい仲間とつながることができたと報告しています。このような個別のつながりは、大規模イベントであっても実現可能なのです。
印象的なトークセッション
さらに、セクシュアルマイノリティの状態をテーマにした多彩なトークセッションも行われました。タレント一ノ瀬文香氏が司会を務め、6つのトークが展開されました。中でも、GLドラマ『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage』の原作者とキャストが参加したトークショーは、450名が詰めかける盛況ぶりでした。フィクションがリアルな共感やエンパワーメントを生み出し、会場の一体感を生んでいました。
現実的な社会課題への視点
このイベントでは、女性同士の子育てやメンタルヘルスといった社会的な課題についても議論されました。臨床心理士が行った相談会や、レズビアン弁護士と共に話し合った托卵の問題等、リアルな生活に寄り添ったテーマが扱われ、参加者は興味深く耳を傾けていました。
アフターパーティーと新宿二丁目ツアー
イベントの後には、新宿二丁目でのアフターパーティーも企画され、参加者同士のさらなるつながりを促進しました。特に、Θ艶櫻」「Nico」「QUEEN TOKYO」などの人気店で開催され、多様な楽しみ方が提供されました。
マーケットブース展開で各所と連携
会場では、OPTなどの企業やLGBTQ+フレンドリーなブランドも出展し、参加者のライフスタイルに寄り添った商品提案がなされました。このようなマーケットブースも大いに賑わい、イベントがコミュニティ全体における重要な交流の場であることを示しました。
代表者からのメッセージ
株式会社アルトレオスの代表、星マリコ氏は、「私たちは、このフェスを通じて、参加者一人ひとりが自分の未来を創り出せるという強いメッセージを確信しました。今後も持続的なムーブメントを目指します」と語っています。これからの活動に期待が寄せられることでしょう。
PIAMYについて
「PIAMY」は、レズビアンやセクシュアルマイノリティの人たちが安心してつながるためのSNSアプリです。共通点でのつながりに重点を置き、2.6万人以上のユーザーに支持されています。
このような志を持ったPIAMYが生み出す未来に、私たちも共に期待していきたいと思います。