スイスでのチャレンジ！ブロックチェーンサマースクールに選ばれた中根和俊さんの挑戦

スイスでの新たな挑戦

2025年度に向けた特別な機会として、慶應義塾大学の機械工学科4年生、中根和俊さんがチューリッヒ大学の国際サマースクール「Deep Dive into Blockchain 2025」に参加することが決定しました。このプログラムは、スイスと日本の産学連携を推進するアカデミックシンクタンク、SEYMOUR INSTITUTEの助成を受けて実施されます。

中根さんの背景と目標

中根さんは学部3年生の時に「AI×Web3」をテーマにした学生団体Neurabitを立ち上げた実績を持つ学生です。この団体では、SNSを活用した情報発信や、大手企業との共催イベントを運営し、先端技術に関する知見を学生コミュニティに広めてきました。彼は、今回のサマースクールでブロックチェーン技術を体系的に学び、周囲の優秀な学生や教授陣との協働を通じて自らの知見を更に深めることを期待しています。

「スイスで学ぶことで、ブロックチェーンの本質やその社会実装の可能性について理解を深め、イノベーションの課題に取り組みたい」という彼の言葉は、彼の意気込みを強く感じさせます。中根さんは、サマースクールで得た知識とネットワークを通じて、より良い未来に向けた創造的な解決策を追求していく意向を示しています。

サマースクールの開催概要

このインターナショナル・サマースクールは2025年6月30日から7月18日までの約3週間にわたり、チューリッヒ大学のキャンパスで実施されます。参加者は、ブロックチェーン業界をリードする専門家や大学教授の講義を受けることができ、グループワークを通じて学びを深める機会も設けられています。その内容は、ブロックチェーン技術の基本から社会への適用まで多岐にわたり、真剣な学問的アプローチが求められるものです。

また、このプログラムではスイスのツークやチューリッヒといった地域での郊外活動も予定されており、実際のフィールドワークを通じてブロックチェーンの実務面に触れる貴重な体験が提供されます。欧州で1位、世界で3位に評価されるチューリッヒ大学ブロックチェーンセンターは、ブロックチェーン教育において高い評価を受けており、参加者はその恵まれた環境の中で学ぶことができます。

SEYMOUR INSTITUTEの取り組み

SEYMOUR INSTITUTEは、日本とスイスの教育機関の架け橋としての役割を果たすべく、ブロックチェーンに関するさまざまな活動を行ってきました。今回の助成プログラムはその一環であり、過去にも多くの日本の学生がチューリッヒ大学のサマースクールに参加しています。2020年以降、SEYMOURを通じて日本からは6名の学生がこのプログラムに参加しており、それぞれが独自の経験を持ち帰っています。

未来への第一歩

中根さんの挑戦は、彼自身の成長だけでなく、日本におけるブロックチェーン技術の理解を深めることにも貢献すると考えられます。新しい知識と人脈を築くことで、彼は国際的な視野を持ち、将来のリーダーとしての役割を果たすことが期待されます。スイスでの学びが、彼の未来にどのように影響を与えるのか、今からその成果が楽しみです。

URL: チューリッヒ大学ブロックチェーンセンター