ONODERAがフィリピンで航空整備士教室を開講し、次世代の人材育成を強化

フィリピンでの航空整備士育成が新たな段階へ

株式会社ONODERA USER RUN（以下、OUR）は、フィリピンのダバオに位置するOUR BLOOMING ACADEMYにおいて、特定技能制度を活用した航空整備士の育成に向けた大規模な取り組みを行っています。今回、フィリピン人の航空整備士を育成するために、全日本空輸株式会社（ANA）や日本航空株式会社（JAL）と連携し、教育プログラムを強化したことを発表しました。

2025年4月25日には、JALEC（JALエンジニアリング）およびANAベースメンテナンステクニクスが協力し、航空教室の開講が実現しました。この取り組みは、次世代の航空人材の育成に向けた重要な支援の一環となっています。

特別授業の実施

新たに開講された航空教室では、OURの航空機整備2期生13名が参加し、JALマニラ空港で働く現役の航空整備士、田中康博氏から特別授業を受けました。授業の内容は、航空業界で求められるプロフェッショナルな意識や、実際の現場感を重視したもので、参加者にとって非常に貴重な経験となりました。

参加者に対しては、個別面談も実施。志望動機や課題を丁寧に掘り下げ、将来のキャリア形成に向けた話し合いも行いました。また、航空整備3期生17名には航空業界説明会が提供され、彼らのキャリアビジョンを形成する手助けも行われています。

カリキュラムの充実

JALECからは5月下旬までの間に、特別カリキュラムを提供するために4名の講師が派遣され、2期生をサポートしました。続いて、年度を通じて学生に直接激励する機会を設けるため、JALECやANAベースメンテナンステクニクスがフィリピン現地を訪問する予定です。このように、就業先企業との連携を強化し、実践的な教育プログラムをカスタマイズすることができるのも、OURの独自の「OURストレートスルー」スキームの強みです。

OURの今後の展望

ONODERA USER RUNは、航空業界の人材需要にしっかり応えるために、今後も現地での学生募集や教育体制の一層の強化を目指していきます。特定技能制度を活かした人材育成と職業紹介においては、すでに6,271名が内定を得ており、5,006名が実際に就業を開始しています。OUR BLOOMING ACADEMYでは、日本語教育から特定技能教育、就業後の生活支援に至るまでをワンストップで行い、安定して長く働ける人材を育て続けています。

株式会社ONODERA USER RUNは、2016年に設立され、アジア各国で人材教育や特定技能に特化した人材紹介事業を展開しています。これからも「幸せづくり」を目指したさまざまな取り組みで、新しい人材の可能性を広げていくことでしょう。