新たな投資の扉を開く！iFreeETF インドNifty50の上場とその意義

新たな投資の扉を開く「iFreeETF インドNifty50」

2024年8月20日、国内で初めてインドの現物株に投資可能な上場投資信託（ETF）「iFreeETF インドNifty50」が東京証券取引所に上場しました。この新しいファンドは、インドのトップ50社の株式で構成されるNifty50指数に連動し、インド市場への投資をより身近なものにします。大和アセットマネジメント社が手がけ、セレモニーにはNSE IndicesのCEO、ムケシュ・アガルワル氏も来日しました。彼の専門的な見解によると、インド経済は今後10％から12％の成長が見込まれ、海外からの投資家の関心が高まっているとのことです。

セレモニーの様子

上場セレモニーでは、大和アセットマネジメントの金森比左志副社長をはじめとする幹部が登壇し、今後のインド市場について熱心に説明しました。また、アガルワル氏はインドの経済成長の背景や、インド市場の柔軟性についても言及。インドは今後、世界第3位の経済大国としての地位を確立する見込みがあり、海外投資家にとっての魅力が増していることを強調しました。

現物株式のメリットとハイブリッド運用

「iFreeETF インドNifty50」は、現物株式と先物を組み合わせて運用されるため、流動性を保ちながらも長期的な成長を狙うことが可能です。金森副社長は、この新ファンドがインド株へのアクセスを簡素化することを信じており、特にNifty50指数に連動するファンドには顕著な資金流入が見込まれています。具体的な運用戦略として、先物を一定割合保有し現物をバイアンドホールドすることで、流動性と連動性の両方を高めていく方針が示されました。

インド市場の成長と投資機会

近年のインド市場は、インフラ投資の増加や中間所得者層の拡大により、内需の成長が期待されています。アガルワル氏は、過去20年のGDP成長率が平均約9.2%であり、今後の成長が継続することを信じて疑わないと述べています。また、2025年までに約2兆米ドルのインフラ投資が見込まれており、その投資先としてのインドの魅力は前年比で急激に高まっています。

このような背景から、海外投資家にとって、iFreeETF インドNifty50はインド市場への新たな投資手段として注目されています。インド市場は、リスクマネジメントに優れ、柔軟性が高く、投資家にとっての最前線となる可能性があるのです。私たちの投資戦略も、今後の動向を踏まえたものになることでしょう。