ポーラ化成工業の革新技術「凹凸フィットベール」
ポーラ化成工業株式会社は、自社の研究開発において新たな化粧水技術「凹凸フィットベール」を発表しました。この技術は、乾燥やシワによる肌の凹凸構造に着目し、その凹凸形状に化粧水のうるおいをしっかりと届けることを目的としています。
シワ肌の保湿の課題
シワのある肌は表面に凹凸が存在し、そのため化粧水がスムーズに広がらない、入り込まない、そして持続しないといった問題があります。保湿を目的とした高粘度の化粧水は、しっかりと広がることはできますが、凹凸の奥深くには入り込まずに、表面に留まってしまうことがよくありました。すると、シワの底に化粧水が溜まり、肌全体に均等にうるおいが行き渡らなくなるのです。
一方で、さらっとした化粧水はすぐに凹凸の底に流れ落ちてしまい、うるおいの欠如が生じる危険もありました。そして、このような状況を克服するために開発されたのが「凹凸フィットベール技術」なのです。
自社開発のナノエマルション技術を活用
「凹凸フィットベール技術」は、ポーラ化成工業が自社で確立したナノエマルション技術を基にしています。ナノエマルションは、20~200nm程度の微細な粒子を含むエマルションで、これにより峰部と谷部の両方に化粧水がしっかりと行き渡るように設計されています。
この技術では、油剤を微細化することで、化粧水の肌なじみを向上させつつ、シワの凹凸にも入り込みやすいとろみを持たせています。さらに、親油基を持つ高分子を組み合わせることで、ひとたび肌表面に広がった化粧水が凹凸の側面にも密着し、長時間うるおいを保持できるような構造になっているのです。
凹凸フィット技術の確認結果
実験では、この技術を施した化粧水が凹凸の奥の部分にまで浸透し、側面にも密着することが確認されました。これにより、肌の凹凸における保湿のばらつきが少なくなり、全体としてうるおいが均等に行き渡ることが期待されます。
ポーラ化成工業は今後、この「凹凸フィットベール技術」をさらに発展させ、シワのケアにおける化粧水の処方設計に活かしていくことを計画しています。これにより、多くの人々が感じる肌の乾燥や不満を解決する道が拓かれるのです。
まとめ
新たに開発された「凹凸フィットベール技術」はシワのある肌の保湿課題に立ち向かう革新的な技術です。この技術が普及すれば、多くの人々がより快適に化粧水を使用し、うるおいのある肌を手に入れることができるでしょう。ポーラ化成工業の今後の研究開発から目が離せません。