双日テックイノベーションとGRANDITの新たなアライアンス
双日テックイノベーション株式会社(以下、STech I)は、インフォコム株式会社が提供する国産ERP「GRANDIT」およびSTech Iが開発した「バックオフィスDXソリューション」と「UX Canvas」のアライアンスを発表しました。この新しい取り組みは、企業がERPを活用する方法を一新し、業務の設計、運用、定着を一体的に支援することを目指しています。
業務の現在と未来
近年、多くの企業がERPシステムを導入していますが、その一方で、システム間の連携不足やデータ利活用の進展が見られないという現実があります。また、導入後の運用に関しては「業務標準化の限界」や「ユーザーの定着率が低下する」といった課題も増加しています。
これらの課題を解決するためには、2030年に向けた業務変革と利用定着を同時に進める新しいアプローチが必要です。
アライアンスの目指すもの
STech Iとインフォコムが組むことで、以下の3つのソリューションが統合され、企業のバックオフィス業務を最適化します。
1.
GRANDIT - 統合型ERP
2.
バックオフィスDXソリューション - 業務プロセスのデジタル化
3.
UX Canvas - ユーザー操作の定着支援
これにより、ERP導入の効果を最大化し、属人化の防止、教育コストと改修コストの削減を実現する予定です。対象領域は、経理、人事、販売管理、債権債務管理、総務などと幅広く、多様な業務をカバーします。
具体的な機能と効果
本アライアンスは、ERP本体の改修を行うことなく、業務フローの変更や制度改定に迅速に対応可能です。さらに、バックオフィスDXソリューションを活用することで、GRANDITが対応しきれない周辺業務を一元管理し、業務の効率を向上させることが期待されています。
また、UX Canvasを利用することで、操作ガイドやヒントを表示し、新任のスタッフでも直感的に操作できる環境を提供します。この結果、教育コストを削減しつつ、システムの定着率も高まります。
MAINメリットの詳細
- - 柔軟な業務変更対応: ERP本体を改修することなく、迅速に業務の変更に対応。
- - 周辺業務の一元管理: 手作業をデジタル化し、業務プロセスを効率化。
- - データ連携強化: API・ETLを駆使して、システム間のデータ整合性と内部統制を強化。
- - 操作支援機能: コード不要で操作手順を可視化し、マニュアルなしでも使える環境。
- - 継続的改善: ユーザー行動を定量的に分析し、システムの改善を図る。
今後の展開
STech Iは、今回のアライアンスにより、さらなるバックオフィスのデジタルトランスフォーメーションの支援を強化する方針です。幅広い業種での事例を積み重ねることで、より多くの企業の発展をサポートすることを目指しています。
エンタープライズサービスの未来
インフォコムからも、本アライアンスに対する期待が寄せられています。エンタープライズサービス事業部門長の鳥越氏は、「この新ソリューションは、企業がERPの導入による壁を打破し、業務変革を促進する鍵になる」と述べています。このように、GRANDITを中心とした新たなデジタルトランスフォーメーションの波が、経済の各分野に影響を及ぼすことでしょう。
さらなる情報の提供
STech Iについて、及びバックオフィスDXソリューションとUX Canvasの詳細は以下のURLをご参照ください。
これからの企業の成長に欠かせない新たなデジタルソリューションについて、引き続き注目です。