常陸國總社宮に設置された神社ナビタ
茨城県石岡市に位置する常陸國總社宮に、最新鋭のナビゲーションツール「神社ナビタ」が導入されました。これは、表示灯株式会社が手掛けたプロジェクトであり、参拝者への利便性を向上させることを目的としています。この取り組みを通じて、日本文化に対する理解を深め、訪れる人々に神社の魅力を伝えることを目指しています。
神社ナビタの概要
神社ナビタは、全高2,000mm、横幅2,449mm、奥行375mmのサイズを誇り、参道左手の隋神門前に設置されています。右側にはLED電照式の古地図風の周辺案内図があり、左側にはタッチ式のデジタルサイネージが設けられています。周囲には協賛企業や店舗の情報を伝える絵馬型広告も表示されており、多様な情報が得られるよう工夫されています。
デジタルサイネージには、神社の歴史や授与品、境内の情報などが日本語と英語で提供されています。また、一部の協賛社による短い動画広告も流れ、様々な形で情報が発信されています。これにより、国内外の参拝者がよりスムーズに神社の情報を得ることができるようになりました。
神社宮司のコメント
常陸國總社宮の宮司である清原師竺様は、このデジタルサイネージを参拝者にとって利用しやすい場所に設置することに配慮しました。多くの人が訪れる道沿いに配置し、事務室から適度に距離を置くことで、静かに情報を得られるように工夫しています。「参拝作法や神社の由緒を気軽に学ぶきっかけになれば嬉しい」というコメントを寄せています。
特に、海外からの参拝者が増えている今日において、多言語での情報提供は非常に重要です。今後は、タッチパネルを通じた行事への参加申し込みなども視野に入れているとのことです。
地域文化の発信
常陸國總社宮は、国府の神祭りを続けており、毎年約50万人が訪れる大祭「例大祭」は地域の大きなイベントとなっています。このことからも、神社ナビタの役割は大変大きく、地域文化の発信にも寄与することが期待されています。デジタルサイネージは、参拝者に正確な情報を提供するだけでなく、神社自身の魅力を効果的に PRする手段としても機能します。
また、今年の例大祭は9月13日から15日にかけて行われ、多くの人々が訪れる予定です。この機会に、神社ナビタを通じて神社の魅力に触れ、新たな発見をすることができるでしょう。
最後に
表示灯株式会社は、今後も地域活性化や歴史・文化の重要性を広める活動に積極的に取り組んでいくとのことです。神社ナビタを通じて、国内外の人々に地域の魅力を伝え、訪れる全ての人々にとって有意義な体験を提供することを目指しています。