相模原市の木もれびの森でAIを活用した生物モニタリング実験がスタート
相模原市南区に位置する「木もれびの森」は、街中に広がる自然豊かな樹林地です。この森では、新たに音声AIを使用した生物モニタリングの実証実験が行われることになりました。目的は、森の中に生息するさまざまな生き物を把握し、生物多様性の保護に役立てることです。このプロジェクトは、株式会社奥村組との共同事業として進められています。
実証実験の概要
実証実験では、24時間体制で生物の音を収集し、AIを用いてその種を特定します。主に対象となるのは鳥類ですが、哺乳類や両生類、昆虫など多岐にわたります。従来の人手によるモニタリング調査と比較し、音声AIが生物多様性モニタリングにどの程度適用できるかを検証します。
期待される効果
相模原市では、2018年から市民と協力しながら生物調査を継続的に行っています。音声AIを活用することで、これまでの調査に新たなデータを追加し、それを可視化することで生物の状況やその変化をわかりやすく伝えることができます。これにより、生物多様性の普及啓発につなげていく方法を検討しています。
木もれびの森の特徴
木もれびの森は、大野台・大沼・麻溝台地区に広がっており、四季折々の自然を楽しめる散策路や芝生広場があります。この場所は首都圏では貴重な緑地として知られ、多様な生物が生息しています。「かながわの美林50選」にも選ばれているこの森には、訪れる人々に自然の魅力を伝える大きな役割があります。
所在地:相模原市南区大野台8丁目
アクセス:小田急相模大野駅からバスで「大野台入口」下車、徒歩約12分。または、古淵駅から徒歩約20分。駐車場はないため、公共交通機関の利用をお勧めします。
奥村組との協力
株式会社奥村組との取り組みの一環として、2024年8月に相模原市との包括連携協定が締結されました。この協定には環境保全に関する内容も含まれており、生物多様性の保護を推進するための実証実験が実施されます。
このように、「木もれびの森」は環境保護の観点からも注目が集まっています。AIを活用した新たなアプローチにより、さらに多くの人々に自然の重要性を知ってもらうきっかけになることでしょう。