チエル、Webフィルタリングツール『InterCLASS® Filtering Service』のバージョンアップ情報
チエル株式会社は、2025年2月上旬に学校教育向けのWebフィルタリングツール『InterCLASS® Filtering Service』(インタークラス フィルタリングサービス)をVer.6.2にバージョンアップすると発表しました。このサービスは、ICT教育の進展に伴い、特にインターネット環境の整備とともに子供たちの学習環境を守るために重要な役割を果たします。
背景と目的
GIGAスクール構想の進展により、学校におけるICT環境は日々進化しています。それに伴い、子供たちがインターネットを利用する機会も増えますが、その一方で有害な情報や不適切なサイトが広がっています。これにより、子供たちを安全な学習環境で守ることは、学校にとって急務となっています。そのため、ユーザーである教員の負担を軽減しつつ、子供たちの安全を確保するための対策が重要です。
新機能の詳細
1. 安心入力機能の強化
新しいバージョンでは、子供たちが不適切な書き込みや検索を行った際に、管理者へアラートメールが送信される「安心入力機能」がさらに強化されます。この機能では、100以上のワードリストが用意されており、暴力的な言葉や不適切な表現を簡単に登録できます。ユーザーはチェックボックスを使って、検知したいワードを選ぶだけで、業務負担を減少させながらアクセス制御を強化できます。これにより、すぐに「安心入力機能」を利用し始めることが可能になります。
2. ユーザー管理の効率化
また、Google Workspaceとの連携が強化され、ユーザー登録や削除が一元化されます。これまで手間がかかっていた各種登録作業が、これにより大幅に短縮されます。さらに、夜間定期同期機能をオンにすることで、Google 管理コンソールでの変更が翌日には自動的に反映され、学校のICT環境の効率化が進みます。
こうした新機能によって、教員は子供たちに向き合う時間を増やし、安全な学習環境を提供することができるようになります。
製品の特徴
『InterCLASS® Filtering Service』は、国内最高のフィルタリング技術を持つアルプスシステムインテグレーション株式会社の技術と、Google Cloudの強みを融合させたWebフィルタリングツールです。149カテゴリのデータベースを利用し、有害サイトへのアクセスを効果的にブロック。また、管理者にとって役立つ「安心入力機能」や「時間帯・休日設定機能」など多様な機能が提供されています。
チエルの教育ICT事業
チエル株式会社は、教育現場に特化したICT専業メーカーとして、最も優れたフルデジタルCALLシステムや、タブレット対応の授業支援システムなどを開発しています。企業理念は「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」です。近年の教育市場において、チエルは確固たる地位を築いており、今後も学校のICT環境を支える製品を展開していきます。
会社情報
- - 会社名:チエル株式会社
- - 所在地:東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー22F
- - 設立年:1997年
- - 株式番号:3933
- - 公式サイト:チエル株式会社ホームページ
新しい『InterCLASS® Filtering Service』の導入により、教育現場のICT環境はより安全で使いやすいものになることが期待されます。