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新たな広告配信サービス「co-buy®」の登場

概要

株式会社データ・ワンは新たな広告配信サービス「co-buy® 味覚嗜好ターゲティング」を始めました。このサービスは、消費者の味の嗜好をもとにしたレコメンデーション機能を活用し、より効果的な広告配信を実現することを目的としています。

データ・ワンは、伊藤忠商事、味香り戦略研究所との提携を通じて、消費者一人ひとりの好みを理解し、その分析によって顧客体験を向上させることを目指しています。具体的には、サッポロビールの「サッポロ 男梅サワー」の味を数値化し、そのデータを元に消費者の潜在的なニーズを広告に反映させる試みが行われています。

サービスのフロー

1. 味覚データの数値化

味香り戦略研究所の味覚センサーを用いて、「サッポロ 男梅サワー」の味わいを塩味やボディ感などにおいて数値化しました。

2. 消費者嗜好の予測診断

数値化したデータから、消費者の嗜好タイプを22種類に分類し、その中から2群（4タイプ）を特定しました。

3. 商品の抽出

次に、味覚データを基に共通の嗜好を持つ消費者が好む商品を抽出し、フードペアリング分析を活用しました。

4. 広告配信と検証

最後に、抽出したデータに基づいてターゲット層に広告を配信し、その効果を通常広告と比較して検証しました。これにより、嗜好に基づく訴求が新規顧客の獲得につながったことが分かりました。

結果と効果

この取り組みにより、以下の成果が得られています。

• - 「サッポロ 男梅サワー」の特徴に合う消費者セグメントの抽出が成功しました。
• - 専門的に広告配信を行った結果、コーヒー、カップ麺、スナック菓子を買う新規ユーザーの獲得が見られました。
• - 嗜好性を訴求したクリエイティブに高反応が得られるという結果も得ました。
• - 嗜好性の近い商品は同時に購入されやすい結果が明らかになりました。

今後の展望

データ・ワンは今後、より多くのデータを活用することで、広告配信の精度を高め、クライアントのニーズに応じた柔軟な対応をさらに強化する方針です。購買データと消費者属性データを組み合わせることで、新規顧客の獲得を含む様々なマーケティング施策を推進します。

企業概要

株式会社味香り戦略研究所

味香り戦略研究所は、食品業界において「おいしさ」を科学的に捉えるソリューション提供企業です。味覚や食感に関する独自のデータベースと分析技術を活かして、顧客のニーズに応じた提案を行っています。

株式会社データ・ワン

データ・ワンは、デジタル広告配信のフィールドで、国内最大級の購買データを駆使してマーケティング活動をサポートしています。設立以来、多くの企業との提携を通じて、効率的な広告戦略の構築を支援してきました。今後も業界の変化に対応した新たな取り組みに期待されます。

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