渋谷の新たな路上飲酒対策プロジェクトのスタート
渋谷区では、公共の場での路上飲酒に対する新しい取り組みが始まりました。このプロジェクトは、一般社団法人渋谷国際都市共創機構(SII)を中心に、東急株式会社やNTT東日本株式会社などの企業と連携し、より安全で快適な街づくりを目指すものです。
プロジェクトの目的
この取り組みは、渋谷駅周辺における路上飲酒の問題を解決し、区民のウェルビーイングを向上させるためのものです。「迷惑路上飲酒ゼロ」を目指す宣言に賛同し、スタートアップ企業との協力のもと、都市型課題への新たな対策を展開していきます。
プロジェクト開始の背景
近年、渋谷駅周辺では路上飲酒が常態化し、それによるごみや騒音といったトラブルが増加。この問題に対して、令和6年10月1日に公共の場における飲酒を全面禁止する条例が施行されることとなりましたが、依然として路上飲酒者はなくならず、毎晩、パトロール隊による自粛要請が行われています。そこで、スタートアップの持つ最先端の技術を用いて新たな解決策を模索する運びとなりました。
プロジェクト概要
具体的には、以下の内容で実証実験を進めます。
- - 行動認識AIの導入: 渋谷駅周辺の街路灯に防犯カメラを設置し、路上飲酒者や滞留者をリアルタイムで検知します。この情報は、パトロール隊へ即座に共有され、効果的な警備体制を構築することを目指します。
参画組織とその役割
このプロジェクトには、多くの企業と団体が協力しています。
- - 東急株式会社: プロジェクト全体の進捗管理を担当。
- - NTT東日本: ICT関連の技術とサービスを提供。
- - 株式会社アジラ: 防犯カメラの設置と、行動認識AIによるデータ解析を行います。
- - VIE株式会社: ニューロミュージックを活用した自粛要請活動を支援。
- - 渋谷区: 関係団体との調整や認可の支援を行い、パトロール隊と連携します。
- - SII: プロジェクト全体の調整・進行。
渋谷国際都市共創機構について
渋谷国際都市共創機構(SII)は、渋谷区の未来像の実現を目指し、スタートアップ企業や地域住民との協力で持続可能な地域社会を構築することに挑戦しています。多様性と国際性を重視したプロジェクトを通じて、街全体のウェルビーイングとシティプライドの向上を推進しています。
お問い合わせ
本プロジェクトに関する詳細は、一般社団法人渋谷国際都市共創機構までお問い合わせください。メール:
[email protected]
この取り組みが渋谷区における路上飲酒問題の解決につながることを期待しています。