「ビタミンちくわカレー」とは?
2024年1月1日に発生した能登半島地震がきっかけで、長野県大町市立大町西小学校の児童たちが復興支援のために共同開発した「能登の太陽ビタミンちくわカレー」。この商品は能登の特産物であるビタミンちくわを用いており、復興支援の一環として誕生しました。児童たちは、能登地区にあるスギヨのために様々な支援活動を行い、その流れの中でカレーの開発が決まったのです。
開発の背景
能登半島地震発生後、児童たちは最初にスギヨへの応援メッセージを送ったり、募金活動を行ったりしました。そして、ちくわ工場が再開した際には、自ら「スギヨさんのビタミンちくわが必要」と訴え、販売促進活動にも力を注ぎました。2024年10月には実際に能登を訪れ、震災後の現状を目の当たりにし、持続的な支援の重要性を認識しました。その思いを形にしたのが「ビタミンちくわカレー」です。
なぜカレー?
大町市は黒部ダムの玄関口であり、ダム建設当時にはビタミンちくわを使用したカレーが名物でした。陳腐化することなく、ビタミンちくわを通じて両地域を結びつける歴史を背景に、児童たちのアイディアで商品名も決定。彼らは「このカレーが被災地の太陽になれば」と願いを込めました。
商品開発のプロセス
児童たちは商品コンセプトを考え、それを基にパッケージデザイン案を創出しました。また、試作品を試食しながら意見を交換し、販促ポスターも手がけました。商品としての成熟を促進するため、スギヨは試作を重ね、最終的には一般向けに発売されるに至りました。2025年2月、大町市のイベントでは早速限定販売が行われ、好評を得て完売となったことも新たな販路開拓のきっかけとなりました。
商品情報
「能登の太陽ビタミンちくわカレー」は内容量190gで、2026年4月15日に発売予定です。価格についてはオープンプライスとなっており、販売エリアは長野県、石川県、新潟県(上越市)と広がります。販売店舗には、扇沢売店をはじめとして、スーパーマーケットや復興イベントなどが予定されています。
伝えられる思い
このカレーは、復興支援の一環としてだけでなく、大町市と能登地区の子供たちの強い絆が生んだ結果でもあります。2026年3月には大町西小が閉校となりましたが、「ビタミンちくわ最後の授業」を通じて支援の輪を広げる機会も設けられ、こうした取り組みを通して地域のつながりは今後も続いていくことが期待されています。
企業情報
この取り組みは、魚商から始まった株式会社スギヨが主体となっています。1952年に登場したビタミンちくわは、長い歴史を持つおいしい練り製品です。スギヨはこれからも地域とともに、持続可能な商品開発に挑戦し続けていくでしょう。