リユースパソコン導入
2022-09-07 05:00:01
電通高校が取り入れるリユースパソコンの新しい授業スタイルとは
リユースパソコンの導入で環境意識向上
大阪府にある大阪電気通信大学高等学校では、初めてリユースパソコンを授業に導入しました。ここでは、リユースパソコンの導入背景や意義について詳しく解説していきます。
背景と導入の経緯
電通高校ではこれまで新品のパソコンをプログラミング授業に使用してきましたが、保護者の負担が大きくなっていました。そこで、より多様な導入方法を模索する中で、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みとして、リユースパソコンの活用が考えられました。校長は生徒たちに環境改善の意識を持たせる教育方針もあり、リユースパソコンの導入が決定しました。
リユースパソコンの詳細
電通高校は2022年度新入生に対して、ANSが提供するリユースパソコンを斡旋しました。新入生全255名に219台のリユースパソコンが届き、授業で使用開始しています。これにより、新品購入の約1/3のコストで教育機器を整えることができました。
このリユースパソコンは、大企業や団体から回収した使用済みパソコンを再生したもので、使用前にはデータ消去や部品交換、クリーニングを行い、必要なソフトウェアもインストールされています。特筆すべきは、ANSが保有するR2(Responsible Recycling)の認証を受けている点。これは、リサイクルプロセス全体の適正さが保証されていることを示しています。
環境負荷の軽減と教育効果
リユースパソコンの使用は、新規製造に伴う資源導入や温暖化ガスの排出を大幅に削減することができ、学校としてSDGsに取り組む重要なステップとなります。また、リユースパソコンを通じて、生徒たちの環境への関心を高めることも期待されています。保護者からは価格について好評を得ており、86%の新入生がリユースパソコンを選択しました。
安全とサポートの体制
新たに導入されたリユースパソコンにはすべて3年間の保証が付いており、安心して使用できます。さらに、電通高校には予備機が貸与されているため、トラブル時にも授業を続行することが可能です。
導入後の展望
電通高校は、リユースパソコンの品質状況やサポートを評価し、来年度以降も継続的な導入を考えています。リユースパソコンの使用は全国的に拡大していますが、実際の回収率はまだ11%にとどまっています。ANSは、さらなる環境保護と資源の活用を目指し、今後もリユースパソコンの活用を進めていきます。
電通高校におけるリユースパソコンの活用は、次世代を担う生徒たちに環境意識を育み、持続可能な社会への貢献となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社アンカーネットワークサービス
- 住所
- 東京都葛飾区新宿9-15
- 電話番号
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