新たな時代を切り拓く「株式会社POD」
2023年8月、日本のスポーツビジネスに新風を吹き込むべく、株式会社PODが事業を開始しました。この会社は、スポーツ産業をデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けて推進するためのマーケティング支援に特化しています。
スポーツ産業の現状と課題
日本のスポーツ産業は、近年の健康志向の高まりを受けて徐々に拡大しています。しかしながら、2020年の新型コロナウイルスの影響で、成長が鈍化しているのも現実です。スポーツ市場の規模は2018年に9.1兆円に達しましたが、2025年までには15兆円に達することが目標とされています。それにもかかわらず、収益源は伝統的なチケット販売に依存しているため、さらなる収益の多様化が求められています。
そこで求められるのが、NFT(非代替性トークン)やオンライン観戦など、デジタル技術を活用した新たな収益源の確保です。また、最近ではスポーツベッティングの合法化に向けた動きも注目されています。
スポーツエコシステム推進協議会
2022年1月、DX時代のスポーツ産業を振興するために設立された「スポーツエコシステム推進協議会」も大きな注目を集めています。設立から11か月で会員企業が100社を超え、大手企業が数多く名を連ねています。これによりデジタル化の流れが加速し、競争力を高める動きが見られます。
海外の成功事例「UFC」
海外に目を向けると、UFC(Ultimate Fighting Championship)が挙げられます。3億人以上のファンを抱えるこの団体は、スポーツベッティングを活用し、試合中継内で関連するCMを流すなど郷土愛を高める戦略を展開しています。その結果、UFCの企業価値は約2.9兆円に達しています。
PODの事業概要
PODは、ストロボグループの一員として、大手企業のデジタル新規事業の立ち上げを支援しております。その中でも、特にスポーツビジネス収益の多様化に注力しています。
サポート領域
PODでは、「収益源の多角化」を実現するために以下の3つの領域での支援を行います:
1.
PPV(ペイパービュー):オンライン観戦チケットの販売を支援し、大規模な収益を見込める分野です。
2.
NFT:デジタル資産として注目されているNFTを利用し、グッズ販売の新たな収益源の一環として活用する方法を提供します。
3.
スポーツベッティング:日本では未開拓な領域ですが、ファン化施策の一環として提案しています。
PODの理念と展望
代表の下山哲平氏は、これまで築いたノウハウを活かし、各クライアントが目指す利益の最大化を図るために日々努力を続けています。また、未来に向けてスポーツ産業が抱える課題に対し、迅速かつ効果的な解決策を提供し続ける意を固めています。
会社概要
- - 会社名:株式会社POD
- - 所在地:東京都港区麻布十番1-8-1 1-3F
- - 資本金:1,500万円
- - 設立:2018年5月(2023年8月から営業開始)
- - 公式HP:https://pod-inc.jp
これからの日本のスポーツ産業において、PODが果たす役割は大きく、デジタル化が進む中で新たな収益源がどのように創出されるのか、その動向が注目されます。