紙媒体の魅力
2015-12-03 19:00:10

紙媒体の人気は衰えず!ビジネスパーソンが選ぶ読書スタイルの実態

紙媒体の人気は衰えず!ビジネスパーソンが選ぶ読書スタイルの実態



日本製紙連合会の調査が明らかにしたところによると、20代から50代のビジネスパーソンの約8割が「書籍」や「雑誌」、「漫画」を今後も紙媒体で読みたいと考えていることが判明しました。これは、紙媒体に対する強い愛着と信頼が根底にあることを示しています。

調査の背景と目的


この調査は2015年11月に行われ、インターネットを通じて300名のビジネスパーソンを対象に実施されました。目的は、紙媒体とデジタル媒体の利用に関する意識と実態を明らかにすることです。

紙媒体の魅力


調査結果から、紙媒体の魅力としては「さわり心地」や「目に優しい」点が挙げられています。特に、手紙や手帳の存在感はデジタルには代替できない温かみを持っており、約53.7%の人が「手紙」を紙で送りたいと感じています。この数字は、使用者の男女による違いも見られ、男性よりも女性が顕著に高い結果を示しました。

一方で、デジタル媒体の利点は「持ち運びやすさ」や「保存のしやすさ」であり、これらの便利さは多くの人に評価されていますが、紙媒体の持つ特色には決して劣ることはありません。

今後の媒体の選択


より具体的なデータを見ると、83.3%の人が「書籍」を、79.0%が「雑誌」を、78.7%が「漫画」を紙で読みたいと考えています。しかし一方で「地図」や「簡単なメッセージ」に関してはデジタル化を希望する声が多く、生活の中における使い分けが伺えます。

電子書籍の実態


複数の世代にわたる意識調査によると、電子書籍の使用経験があるのは過半数を超えていますが、その多くが「スマートフォン」での利用です。専用端末である「電子書籍リーダー」の使用はごくわずかで、それよりも手軽さに重点を置いていることが伺えます。

ただし、電子書籍は利便性が高いと評価されながらも、利用場所の圧倒的な多数が「自宅」であり、モバイル利用には限界があることが見て取れます。

スケジュール管理は手帳派が多数


ビジネスパーソンのスケジュール管理の方法についての調査でも手帳が最も支持され、特に20代では53.1%が手帳を選んでいることがわかりました。手帳を選ぶ理由は「慣れと親しみ」と「書き込む楽しさ」に集約され、デジタル使用派の人々は「アクセスのしやすさ」と「簡単な修正」を強調しました。

手帳を選ぶ際には、サイズやスケジュール欄の形、大きな書き込みスペースが重要視されており、特に女性はデザインや素材へのこだわりが強い傾向があります。このように、紙とデジタルの両方を利用することが一般的になりつつある現代においても、今後も続く伝統的な形式の重要性を再確認できる結果となりました。

この調査結果は、デジタル化の進展が進む中でも、紙媒体の強い支持が続く理由を如実に示しており、今後もビジネスパーソンの間での紙の魅力が色褪せることはないでしょう。

会社情報

会社名
日本製紙連合会
住所
東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館
電話番号

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