熊本ヴォルターズICO
2018-06-21 10:04:14
熊本ヴォルターズ、世界初のICO実施で地域活性化を目指す
熊本県熊本市を本拠地とするプロバスケットボールチーム、熊本ヴォルターズは、世界に先駆けてプロスポーツクラブとしてのICO(Initial Coin Offering)を実施する計画を発表しました。この取り組みは、地域の活性化と若手選手の育成を支援し、さらにファンとの結びつきを強化することを目指しています。
背景と課題認識
2016年に発生した熊本地震から数年が経過した今も、約36,000人の人々が仮設住宅での生活を余儀なくされています。このような背景を踏まえ、熊本ヴォルターズは地域プロスポーツクラブとして、熊本の復興と地域活性化に寄与する事を先導したいと考えています。また、国内のプロスポーツファンの数は減少傾向にある中で、特に地元密着型のクラブである熊本ヴォルターズは、ファンとのつながりをより一層深めるための新たな手法を模索する必要性があります。
実現したいこと
熊本ヴォルターズのICOによって実現されるプラットフォームは、プロモーションポイントとデジタルアセットを通じて地域経済の活性化を狙います。具体的には、パートナー企業や団体と協力し、共通のプロモーションポイントシステムを導入することで、観戦やイベント参加を通じて地域全体を巻き込んだ集客が可能となるのです。これにより、地元企業の特典利用や、地域イベントへの参加によるポイント付与などを通じて、熊本の復興支援ともつながります。
さらに、クラウドファンディングの導入により、若手選手が海外リーグやNBAに挑戦する機会を支援するための仕組みも築きます。このプラットフォームでは、選手のサインや写真、トレーディングカードといったデジタルアセットがブロックチェーン上で発行され、それをファンが購入することで、支援金が直接選手に繋がります。これにより、若手選手の国際舞台での活躍が期待されます。
トークンとプラットフォームの概要
本プロジェクトの中心となるのが、Ethereum基盤で発行される「Kumamoto Volters Coin(KVC)」です。このトークンを用いることで、ファンはプロモーションポイントやデジタルアセットを受け取ることができ、地域全体の結びつきが強化される仕組みが確立されます。KVCの市場流通量が減少することで、その価値も向上し、パートナー企業や団体にとっても大きなメリットとなるでしょう。
ICOによる資金調達の意義
熊本ヴォルターズがICOを実施する理由は、プラットフォームの維持管理コストを適正化するためです。もし運営がこのプロジェクトの全ての費用を負担する場合、利益追求が必要となり、プロモーションポイントや支援金の配布が難しくなる可能性があります。これを防ぐためにも、資金調達の手法としてICOを選択しました。
今後の展望
熊本バスケットボール株式会社は、関係者との協議を経て、ICOの実施に関する詳細を速やかに発表する予定です。この取り組みが、ますます多くの熊本ファンとの結びつきを強め、地域経済の活性化に寄与することを期待しています。地域と共に成長し、未来の魅力を発信する熊本ヴォルターズに、今後の活躍にぜひご注目ください。
会社情報
- 会社名
-
熊本バスケットボール株式会社
- 住所
- 熊本県熊本市中央区帯山4丁目17-1
- 電話番号
-
096-284-1555