昭和天皇に献上された蕎麦を再現する「献上そば復活プロジェクト」が、埼玉県飯能市の小さな蕎麦屋「竹むら本店」によって進められています。このプロジェクトは、店主夫妻が大切に守り続ける歴史に根ざしたものであり、昭和42年の埼玉国体での陛下への献上がきっかけとなっています。
竹むら本店は、飯能市で創業以来三代にわたり、地域の人々に愛されてきました。先代の店主が昭和天皇と皇后に蕎麦を提供した際の経験は、店の誇りでもあります。現在、コロナ禍による厳しい状況に直面する中、店主はその歴史と伝統を再評価し、さらなる地域振興を目指して「献上そば」の復活に取り組むことに決めました。
プロジェクトの発起から、店主は献上された蕎麦のレシピが残っていないことに悩みました。しかし、昭和の良き時代の味を思い起こしながら、旬の新そばの実を挽いて打つ「香りたつそば」を目指すことに。そのため、店主は様々な地元の食材も取り入れて、皆に楽しんでもらえるようなメニューの開発に没頭したといいます。
そんな中、ついにプロジェクト第一弾として完成した「献上そば」の試食会を開催する運びとなりました。日程は2020年10月24日(土)と25日(日)の2日間で、それぞれ5名ずつ参加者を募っています。参加費は税別2,500円で、予約はメールまたはFAXで受け付けています。小さな蕎麦屋ならではのアットホームな雰囲気で、贅沢な蕎麦を味わえる貴重な機会です。
また、「献上飯能そば竹むら」というギフトセットも用意しており、お歳暮や年越しそばとしてもご利用いただけます。四代目にあたる現店主が大切に引き継ぐ蕎麦の味を、多くの方に体験してほしいと願っている同店。復活した「献上そば」は、当時の味をどのように再現しているのかを楽しみながら、未来に向けた期待を抱いて味わってみてください。
試食会への参加希望者は、以下の情報を明記の上、早めに予約をしてください。お名前、連絡先、希望の日時を添えることでスムーズに予約確認が行われます。夫婦二人三脚で続ける小さな店の親の温もりを感じながら、最高の一杯を味わうチャンスをお見逃しなく。
参加申し込み方法
- - 開催日時:2020年10月24日(土)・25日(日)
- 24日:17:00〜18:30、18:45〜20:15
- 25日:17:00〜18:30、18:45〜20:15
- - 参加費:2,500円(税別)
- - 予約方法:メールまたはFAX
Eメール:
[email protected]
FAX: 0120-41-6366
参加することで、郷土の味を未来に繋げる活動に参加できるこの試食会。美味しい蕎麦を持って、飯能の歴史の一端を体験してみませんか?